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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 355

「燕杏さんと初音さんがカフェで昼食を待っているところも、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの写真みたいな雰囲気で撮れそうな気がします」
「清水さんを撮影するならどこでしょう?」
「服装で浮かないところなら、雑木林の前あたりだと思うんですけど。自分を撮影するのを想像してみたことはあまりないですね」
その雑木林を抜けると隆史の山小屋「俺の隠れ家」がある。昨夜、きっと隆史はあそこで夜更かしをしてたんだろうと、本条恵美は思っている。
過去に何人か有名なカメラマンが撮影スタジオを利用して、記念にどうぞと置いていった写真を初音は清水真奈美に見せてみた。
「うーん、初音さんの燕杏さんを撮った写真のほうが私は好きです」
有名なカメラマンとは言わず、お客様が置いていったとだけ言った初音は、まんざら悪い気がしなかったのは、初音自身もそう思っているからだった。
「そろそろお昼です。隆史さんもいるかもしれないので、カフェに行ってみますか?」
初音は本条恵美に話しかけた。
カフェでは徐麗花が紅茶を飲みながら、麗とおだやかな口調で話しているところだった。
「いらっしゃい。あれっ、隆史さんは?」
麗が本条恵美に言った。どうやら恵美と隆史はセットで認識されているようだ。
「まだ寝てるのかもしれせん。おなかを空かせて、もうそろするとここに来るかも」
本条恵美は徐麗花に挨拶をして、続いて清水真奈美も挨拶をした。
「隆史くんのところには、かわいい人が集まって来ますね。私のところには、ねぇ、燕杏」
「ええ、ごつい体つきの男性ばかりですね」
「そうなのよ。初音さん、燕杏を連れて私のところに来ますか?」
「隆史さんはここを、麗が本条さんのところに行ったらメイドカフェにするそうですよ。燕杏さんをメイドの店長にして」
「隆史さんから聞いたのですが、私はメイドカフェというところに行ったことがありません。どこに有名なところがありますか?」
「秋葉原に行かれたらメイドカフェの有名店があります。どんな雰囲気かは、これを見ていただければわかるかもしれません」
清水真奈美が自分のデジタルカメラの画像や動画を徐麗花に見せた。以前に取材したコスプレイヤーが働くメイド喫茶のデータだった。

「「「「「お帰りなさいませ、御主人様っ!!」」」」」

隆史がカフェに入って来たタイミングで、その場の全員が一斉に言った。
隆史がその場で全員の様子を見渡した。
カウンターのむこうで、メイド姿の燕杏が、なぜか真顔だが、手で胸元にハートマークを作っている。
その隣にいるエプロン姿の麗はウインクして両手を広げている。
カウンター席の黒色のゴスロリ風メイド服の徐麗花は優雅に足を組み、胸元で手を握り合わせて微笑している。
着物姿の初音がカウンター席から立って、笑顔で腰に片手をあてながら、腰をくねらせていた。
白ブラウスにスカートに黒タイツの本条恵美とジーンズにTシャツの清水真奈美はテーブル席のそばに立って、笑顔で投げキッスをしていた。
「うおおおっ、テンション上がったっ!!」
隆史がそう言ってガッツポーズをしたので、全員が笑いだした。
「あー、おかしかった」
麗が思い出し笑いをして、まだにやけている。
清水真奈美の見せたメイド喫茶の動画と画像を見て隆史が来たら驚かせようと話していたら、ちょうどタイミング良く隆史がやって来たのだった。
「全員の声がそろってましたからね」
本条恵美も言ってくすくすと笑う。
「まあ、これだけ美人がそろってお出迎えしたら、隆史くんでも、テンション上がるでしょう」
徐麗花が淡々とした口調で言った。
初音と燕杏が休憩でテーブル席から笑顔で隆史を見ている。
カウンター席にいる隆史から、清水真奈美がメイド喫茶の動画を見た隆史から、一眼レフのデジタルカメラを受け取った。
「これを見て、みんなでメイドカフェごっこをしたわけだ」
「でも、隆史さんが一番うれしそうだったけど」
麗がそう言って我慢しきれず「ははははっ!」と腹を抱えてまた笑い出した。

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