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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 351

「あー、聞きかたが悪かった。あたしを抱きたいって思うかってこと。わかる?」
「エロさで言ったら、ちびっこなのに裸で俺に夜這いしてきた時の麗は強烈にエロかった。今はすっかり体つきは大人の女になってるけど、抱きつかれると、あの頃のエロかわいい麗のまんまだと思って、胸がどきってするよ」
「へぇ、隆史さん、あたしにどきドキドキしてくれてるんだ?」
隆史は媚薬を使って慣らしをしないと射精した精液の影響が心配だという話を麗に聞かせた。
子供の時も、再会して村長の家の宴会場でしゃぶられた時も1回の射精の精液量なら、麗は心配ないとわかっている。
だが、続けて隆史が膣内射精したら、檜垣家当主の精液の影響で、最悪の場合は自我崩壊もありえる。
「媚薬のかわりに〈神眼〉の催眠で感度を上げて、精液の影響の強い快感に耐えられるように慣らしをすることができるようになったのは山ごもりしてからだからな」
「それであたしとはしないで、本条さんとはしてるってわけ?」
この夜、隆史は谷崎麗とひとつの約束を交わした。
谷崎麗と他の愛人たちとの圧倒的なちがいがある。
「ここでは残念ながら、山ごもりして探したけど、媚薬の触媒が手に入らない。麗に使うための媚薬が作れない」
(隆史さんが、山ごもりしたのはあたしのため?)
隆史が山ごもりから帰ったとき、百合根を掘って持ち帰ってきた。泥だらけになって媚薬の触媒を探し歩いたついでに、見つけた百合根を採取したのだろうと麗は思った。
〈神眼〉の催眠による感度上げだけだと、檜垣隆史の精液効果に対抗しきれない。しかし、媚薬の体験と記憶が刻まれた体に〈神眼〉の感度上げを使えば隆史の精液効果に対抗できる。
麗が湯治場から出てきて探偵事務所で働くようになったら、隆史が媚薬を持って訪ねるから、麗とセックスするという約束である。
「そのときは麗の行ったことのないホテルのスィートルームに俺と一緒に泊まろうな」
隆史はそう言って麗の頬を撫でたあとキスをした。
濃厚なディープキスに、麗は隆史が唇を離したあとも、目を潤ませて隆史に抱きついていた。
そうして本条恵美が宿泊する古民家コテージに「恵美、ただいま」と帰ってきた。
清水真奈美が本条恵美に隆史や徐麗花、檜垣家の湯治場と谷崎家、本条恵美が潜入捜査中に隆史の初めて出会った時のこと、他の愛人たちのことや燕杏や八神渉などの隆史の仲間などの話を聞かせてもらっている途中だった。
「清水さんのふとん、こっちに運ぶか。その様子だとまだまだ帰らないだろうから。でも、ふたりとも少しは寝ておけよ。清水さん、明日、初音の撮影スタジオに行ってみて。燕杏をモデルに初音の撮ったデジカメの画像を見せてもらったら、きっと初音の腕前に感動するぞ。じゃあ、ちょっとふとんを持ってくる」
隆史が早足でふとんを運んでいるのを、八神渉が見かけて、あわてて声をかけた。
「なんでふとんを隆史さんが運んでるんですか?」
「おっ、ちょうどいいところに会った。手伝ってくれるかな、一回でふとんを抱えきれなくて」
清水真奈美の宿泊している古民家コテージからふとんを運ぶ手伝いを八神渉はしながら「新しい仲間が増えたよ」と隆史に清水真奈美が二人目の探偵助手になった話を聞いた。
隆史がふとんを八神渉と運んだあと、八神渉に「おやすみ」と手を振って別れたあと、旧谷崎家に戻らずに村外れの隠れ家に行った。
先代当主の雅樹と谷崎龍之介の書き残した〈神眼〉に関する記録ノートには細かいが丁寧な筆致の文字がびっちりと書き込まれている。
ふたりの残してくれた薬物に関するノートは目を通して理解できて記憶したが、こちらのノートはなかなか隆史でも理解がむずかしい。
ソファーベッドに寝そべりながら、隆史はノートに目を通し始めた。

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