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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 350

隆史が新しい仲間と言ったが、新しい愛人とは言わなかったので、本条恵美は隆史が清水真奈美を説得に行く時に「指一本ふれないからな」と言った通りに関係を持たなかったとわかった。
(綾子さんは、清水さんに手を出してもらいたがっていたけど、隆史さんが手を出したら麗花さんが嫉妬しそうだったから。隆史さんが自分から手を出さなかったんだから、綾子さんも納得するしかない)
徐麗花は隆史が短時間でも女性を陶酔させることを経験上知っているので、何をしたか隆史を問いただし〈神眼〉の催眠で、清水真奈美に自分から浴衣を脱がさせて、首から下を金縛りにして説得したと聞き出した。
「隆史くん、下着一枚の裸は見たのね」
徐麗花も温泉に入り古民家コテージで浴衣姿たったので、浴衣と下着を脱いで全裸になって隆史に抱きつき、キスをねだった。
軽いキスをして麗花の頭を撫でた隆史は、次に燕杏と初音の暮らす大正時代風の家を訪れた。
谷崎初音は説得に成功したと聞いて、撮影スタジオ利用者のSM愛好家たちへの守秘義務は守れたと、ほっとしていた。
燕杏は、清水真奈美が命がけの選択をして生き残れたことをよろこんでいた。
「清水さんは雑誌で入賞したこともあったりするぐらいかなり撮るのが好きらしいから、初音と話が合うかもしれないぞ」
隆史はそう伝えると、元村長の家に暮らす谷崎綾子を訪れた。
「隆史様、説得したのに抱かなかったのですか?」
「セックスしなくても説得できた」
「お気に召さなかったのですか?」
「酔っぱらいは途中で吐くことがあるから、あまりやりたいとは思わない。清水さんは麗と同じように恵美のところの助手になるから、別に今すぐ手を出す必要はない」
酔わせたのは失敗だったと綾子は後悔したが、麗に「隆史様は酔っぱらいは嫌い」と教えることにしようと考えを前向きに切り替えた。
谷崎綾子のところから出ると、元村長の家に近い八神渉と吉川雅美の宿泊している古民家コテージに立ち寄ったが、二人で温泉に入りに行ったのか、夜の散歩に行ったのかわからないが留守だった。
「で、隆史さんはあたしのところに最後に来たってわけか?」
「ちょっとゆっくりさせてくれ。コーラはあるか?」
〈神眼〉で脱がしたけど、手を出してないと聞いて麗は隆史にカフェの営業時間外だが、コーラを笑顔で出してやった。
「なんで最後に来たかって言うと、途中だと他のところに行かなきゃ行けないからゆっくりできないじゃないか。麗、あのさ、昼間のことをちょっとあやまっておきたったんだ」
「昼間のこと?」
「気持ち悪いとか言ってわるかった。俺も清水さんにオーナーですって顔で対応した時、普段とはちがう感じで話してたろう」
「うん、話してたね」
「演技ってほどじゃないけど、あんまりみんなには嘘っぼいことはしたくない。麗は俺にはそのままで接してほしいんだ。これから、恵美の助手になったら、普段とはちがう顔もしなきゃいけない時もあると思うけどさ」
「隆史さんは、あたしのことをちゃんと女だと思ってるのかな、それとも妹って感じ?」
「妹っぽさは25%ぐらいで、85%はちゃんと女だと思ってるよ。ちなみに初音は俺のなかで妹っぽさ95%だからな」
「そうなのか……って、あたしは女100%じゃないのかよ?!」
「離れて暮らしてたのに、再会したらとても身近な感じがして安心した。麗によそよそしく避けられたりしてたら、俺は、かなりさみしかったと思う」
隆史がそう言ってストローでコーラを吸ったあと、けほけほとむせた。
「普段言わないようなことを麗に言ったから、コーラがへんなところに入ったぞ」

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