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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 36

「んっ、あぁっ、奏さん、いじわる言わないで。そんなこと、私からあの人にお願いできないのを知ってるくせに」
玲香もすでに隆史とのセックスの虜になっていたが、恥ずかしさやプライドがあり、隆史におねだりできずにいる。
「俺とセックスしたいって素直に言えばいいのに」とベッドの脇に立った隆史に言われ「きゃあっ!」と玲香が悲鳴を上げ、あわてて身を起こした。
腕で胸を隠して、隆史を涙目で見つめている。
そんな玲香を奏が抱き寄せ、背中をさする。
「隆史様がなぜ書斎にこもってしまうのか、玲香さんにお話してもよろしいですか?」
「ん、まあ……俺の一族の話はいずれ奏から玲香に伝えてもらうつもりだったし、かまわないけど」
隆史がベッドのはじに腰を下ろした。見境なく女を犯す状態だったら、隆史にそんな余裕はない。
「玲香さん、寝室の鍵をかけて寝る前にこっそりオナニーをしてるんでしょう?」
ちらちらと隆史を気にしながら玲香が恥ずかしがりながら小さくうなづいた。
「ここに来る前から、もともとオナニーが好きだったわけじゃないんでしょう?」
「はい。……したことなかったです」
奏がなんで玲香とオナニーの話を始めたのか、隆史は気にはなっているが、あえて二人に背中をむけて口を出さずに黙っていた。
「私もそうなので確認したいのですが、玲香さん、排卵日あたりには我慢できないんじゃありませんか?」
「えっ、奏さんもなんですか?」
「ええ、基礎体温を測る必要がないぐらい正確に」
危険日にむらむらと欲情する体質にする効果が、檜垣一族の媚薬にはあること。隆史も女性をもっとも孕ませやすい新鮮な精液がたまっているときに、興奮して理性をなくした淫獣のようになる体質で、それを抑制するために猛毒を服用していること。そうしたことを奏は玲香に説明した。
玲香も危険日にむらむらとして、オナニーをするようになっているので、それが本当のことだとすぐ理解できた。
檜垣一族は優れた後継者を残すために、自分たちの体質を変え、また子を孕ませやすい体質の妾を古くから作り続けてきた。檜垣一族は、あらゆる毒物に耐性を持つ体とひきかえに、子を孕ませにくい体質という欠陥がある。
「檜垣一族の妾は、苗床と呼ばれてきました。檜垣一族に仕える者たちは、自分の一族の若い娘を苗床として人身御供として捧げ、その見返りに援助を受けてきた歴史があります。妾は一時的に理性を失った檜垣の当主様と何日も交わり、激しい快感のあまり心が壊れ、子種を受け入れる快感だけのことしか考えられない廃人となってしまうと言われています」

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