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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 349

「政治家とか芸能人のスキャンダルは、その個人のネット記事でも人気があるの?」
「スキャンダルはダメね。そういうのは出版社の雑誌とか、ネット上でも新聞社とか出版社の記事じゃないと。まだ、わが家のお料理レシピとか100円ショップおすすめ品の使い方アレンジのほうが、身近な感じで読んでもらえるかな」
隆史は元公安の潜入捜査官が退職して探偵になったが、現在は助手なしで一人で全部依頼をこなしていることを話して聞かせた。
清水真奈美が情報を集めて湯治場や初音の撮影スタジオまで取材に来た情報収集力と行動力だけでなく証拠になる画像を撮影てきる腕前もあると見込んで助手としてスカウトしたがっていると伝えた。
「その人のところが私の転職先?」
「そうだ。やってみる気はないかな」
隆史がスキャンダルの話を持ち出したことで、SM愛好家のグループに取材を断られた件と、撮影スタジオの利用者がスキャンダルを警戒して場所を教えたくなかったのではという推測が、清水真奈美の頭の中で直感でパズルのピースが合わさるように、ぴったりとはまった。
この温泉宿と撮影スタジオをネット記事で公開されることで、来客数が増えると撮影スタジオの利用者の中に目撃されたら都合が悪い人物がいるのではないか。
ここを取材をしてはいけない。
ライターをしていればスキャンダルに手を出すと判断される可能性もあるので転職するほうがいい。
(そうしなければ、私は牝奴隷にされて、本当に売り飛ばされる!)
隆史の言っていた内容が嘘ではないと理解できた。
さらに、この身動きできないで下着一枚で立たされて話をしている状況は、信じられないようなことにすでに片足を突っ込んでいることが実感できた。
「私を助けてくれようとしてくれている、その探偵の方のお名前は?」
「本条恵美。カフェで俺のそばにいた女性がそうだよ」
「ありがとう、檜垣隆史さん。約束します」
清水真奈美はゆっくりと目を閉じた。
清水真奈美が目を開いたとき、隆史は立ち上がって背中を向けて目を閉じていた。
「裸にして悪かったな。浴衣を着てくれないか?」
清水真奈美の体を動かした気配から、金縛りが解けたと察した隆史が言った。
「浴衣を着ました」
「俺の用事は済んだ。おじゃましました」
隆史が出て行こうとするので、清水真奈美が急いでついて行った。
「檜垣さん、本条恵美さんはどこに宿泊なさってますか?」
「案内するよ、ついてきて」
隆史は本条恵美の宿泊している古民家コテージに、清水真奈美を連れてきた。
「隆史さん、よかった、説得できたんですね」
「恵美の言った通り、スカウト成功だ」
隆史の後ろに清水真奈美が立っていた。
「よく決断してくれましたね。信じられないような話をされて驚いたでしょう。ふたりとも上がってください」
「あ、今から俺はみんなのところに行って、新しい仲間ができたって言ってくる」
「いってらっしゃい。待ってますね」
隆史が早足で歩いて立ち去るのを、恵美と清水真奈美が見ていた。
清水真奈美は隆史の歩く早さに驚いていた。

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