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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 347

「意味がわからないんだけど」
清水真奈美は酔った勢いもあり、取材を断るのに嘘八百を並べられて、とても不快だと、馬鹿にするにもほどがあると隆史に食ってかかった。
「俺を嘘つきと決めつけても、清水さんの今の状況は変わらない」
隆史は腹を立てることもなく平然としている。
「根拠が曖昧な話を信じて、何年もかけてやってきた仕事を辞めて転職しろなんて、できるわけないでしょう!」
「まあ、それが普通だよな、やっばり」
隆史は清水真奈美を否定せず、うんうんとうなずきながら話を聞いている。
ここで隆史は話を合わせて、清水真奈美を激怒させて翌日には帰らせることもできるだろう。
だが、そうするとここで嘘をつかれて帰ってきたと何かで公開して、檜垣隆史の名前を公開したり、SM愛好家たちが利用している撮影スタジオがあると場所を公開した途端に、清水真奈美が失踪することになる。
SM愛好家の中には、政治家、芸能人、それなりに勢力と伝統があるヤクザの組長などがいて、世間には趣味を知られたくないと思っているので、フリーランスのライターの清水真奈美は失踪させられるだろう。
「根拠ですか。そうですね……立ち上がって、浴衣を脱げ」
隆史は清水真奈美の瞳を見つめて、正座していたのを崩してあぐらをかいた。
「誰がそんなこと……あれっ?」
「清水真奈美は、そのまま動けない」
隆史の目の前で立ち上がって、浴衣を脱いだ清水真奈美はノーブラでショーツ一枚のまま、たっぷりとした胸のふくらみも、股間も隠すこともできず、腕を下ろしたまま、首から下は金縛りにされてしまっている。
「清水さんが信じるかどうかは、俺にはどうでもいいことだ。でも、清水さんの命を助けてくれようとしてくれている人の善意ってやつを無視して死なれても、その人に頼まれて説得に来た俺は、その人を悲しませたくないんだよ。だから、取材はあきらめて、転職してはくれないか」
隆史がゆっくりと早口にならないように気をつけながら、〈神眼〉で首から下は金縛りにした清水真奈美に話しかけた。
「あなた、何をしたの。こんなことありえない!」
動揺しても動けない清水真奈美が隆史に叫ぶ。
「ありえないなら、そのままマネキン人形みたいに下着一枚で立ったまま、一晩中、ひとりぼっちで考えてればいい。体験するまで、自分の常識だけはわからないことなんていくらでもあるってことを」
隆史はそう言って、立ち上がって清水真奈美に背を向けて帰ろうとした。
「あなた、ちょっと待って、帰らないで!」
清水真奈美が隆史の背中に懇願する。
隆史が清水真奈美の悲鳴のような声に、振り返って立ち止まる。
「今すぐ取材はあきらめて帰るから、動けるようにして」
「あなたじゃない、俺の名前は檜垣隆史だ。あと取材をあきらめるのと、清水さんになんて言ったか覚えてるか?」
「ライターを辞めろって」
「そうだ。それを俺と今すぐ約束しないなら、このまま帰る。小便も大便もそのまま垂れ流しで、ここの人たちが掃除をしたり体を拭いてくれる。あと食事を口に運んでもらったり、何年でもお世話になればいい。ああ、そうだ、撮影スタジオにでも生きたマネキンとして、声が出せないようにして飾ってもらうか」
隆史はそう言って清水真奈美を見つめた。
清水真奈美は、隆史に何か言おうとして、口を動かしているが声が出せない。
「どうする、約束するなら目を閉じろ。金縛りは解ける。でもこの場限りの嘘の約束をするつもりなら、金縛りは残念ながら解けない」
清水真奈美がじっと隆史をにらみつけている。

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