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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 332

事前にフェラチオなどで射精したあとでも、隆史は一度の射精では萎えず、三度抜き出さずに膣内射精を連続ですることもできる。
さすがに恵美でも、媚薬や〈神眼〉を使わずに口内射精で精液をたっぷりと飲んだあと、三連膣内射精をすれば、完全に脱力しきって深く眠り込んでしまうし、そのまま目を覚まさない危険は絶対にないとは言いきれない。
他の愛人たち、夢の中でセックスをする幽霊の小西さんは例外として、媚薬や〈神眼〉の催眠の慣らしなしでフェラチオで口内射精して精液を飲めるのは本条恵美と、あとはあえて隆史は試していないが美貌の男の娘である燕杏ぐらいだろう。
「隆史さん、すっきりしましたか?」
本条恵美が乱れた衣服を直しながら、パンツをはいた隆史に言った。
隆史の精液を飲んで、それなりに欲情している本条恵美だが、隆史が続けて体のつながりを求めて来ないということは、何か隆史なりな考えがあると本条恵美は察して、隆史に今すぐ犯して欲しいとねだったりはしない。
ねだらずいられる体の耐性や脳内の性欲に対する慣れが、すでにできている。
媚薬や〈神眼〉で慣らしを入れておいて、口内射精で隆史が精液を飲ませたとしたら、飲んだ精液の効果で、泣きたいぐらい欲情して、犯してほしいとねだらずにはいられないし、犯されてしまえば、その快感を忘れることができなくなる。
本条恵美も初めは媚薬を使って感度の上昇と欲情に慣らし、隆史とのセックスが忘れられなくなるという経験をふまえてきて、今の抑制できる状態までになったのだが、隆史の精液に対しての体の耐性によるところもある。
誰でも恵美のようになれるわけではない。
「うん。ありがとう。気持ち良かった」
隆史にそう言われて恵美はなんとなく達成感みたいなものを感じて、くすくすと笑ってしまった。
やってやりました、言わせてやりました、みたいな感じの達成感。
隆史が「まあ、普通だった」と言わない人で良かった、たとえそれが照れかくしだとしても。隆史が素直な物言いができる人で良かったと思う。
亡くなった夫は、そういうところが不器用で、恵美を悲しませることもあった。
隆史と愛人として関係を持つようになっても、亡くなった夫のことを忘れてしまったわけではないし、くらべてしまうこともある。
隆史はそれでもいいと言ってくれる。
「前の旦那のいろんな思い出もあって、今の恵美がいるわけだから、そのままの恵美が、俺は好きだよ」と隆史は恵美に話してくれたことがある。
隆史は本人いわく「腐るほどお金はある」ので性欲発散だけなら、毎日風俗店に通うこともできるし、隆史がすぐに風俗嬢たちを虜にしてしまい、お金を払ってでも隆史と関係を持ちたいと言い出す人もあらわれると恵美は思う。
媚薬と隆史の精液の絶大な効果を、恵美は身を持って体験済みである。
それにここは檜垣家がスポンサーの湯治場で、谷崎家の女性たちは、昔から檜垣家のお妾さん的な存在だとも聞いている。谷崎家の美人たちは、檜垣家当主の隆史から、性欲発散のために体を求められたら関係を持つと思われる。婚約中の谷崎初音も昔からの掟だと隆史から説得されたら、体を許すかもしれない。
初音の夫になる男の娘の燕杏も、隆史の性欲処理もする専属メイドであり、隆史から命令されたら従うかもしれない。
徐麗花は隆史にベタ惚れしている愛人なので、隆史におねだりされたら、よろこんで隆史に御奉仕するだろう。
隆史が八神渉の内妻の吉川雅美を性欲発散のために寝取る気になれば、媚薬や〈神眼〉で淫らになった体を好きにすることはたやすい。
八神渉からはかなり恨まれるとしても、吉川雅美がどこか頼りない八神渉から隆史に惚れて心がわりをすれば、八神渉はあきらめるしかない。
隆史にはいろいろな選択肢があるにもかかわらず、恵美には「しゃぶってくれる?」と甘えておねだりしてきてくれる。
そう考えると、恵美はまんざら悪い気分はしない。
隆史がなぜむらむらしていたかは、恵美にはわからないけれど、大好きな隆史にすっきりしたか聞くと「うん、ありがとう、気持ち良かった」と照れ笑いをしながら言われただけで、もう、恵美のほうが胸がどきどきしてときめいてしまう。
精液を飲んだ効果で、隆史は胸のときめきを性欲のせいだと言うかもしれないが、恵美は隆史のことが好きなので、私ならいつでも甘えていいですよ、と言いたくなる。

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