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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 329

「日本の雛人形とか海外だと人気らしいですね。麗花さんのところは海外に売ってないんですか?」
燕杏に八神渉が言った。
「雛人形ですか。たしかにかわいらしいですね。麗花様、見たことがありますか?」
「見たことないわ」
「雛人形なら初音のものがありますから、明日、麗花さんにお見せしましょうか?」
谷崎綾子が麗花に話しかけた。
「ええ、ぜひ、お願いします」
徐麗花は翌日、谷崎家の雛人形を見せてもらうことになった。
隆史から八神渉と吉川雅美を住み込みで従業員で雇う話はすでに谷崎家の三人には伝えてある。
「八神さん、車の運転は大丈夫?」
「俺は運転できます。雅美は運転免許はないです」と谷崎麗に八神渉が答えた。
「たまにお客様が来るとき、今日あたしがしたみたいに送迎したり、必要なものを綾子さんに聞いて買い出しに行ったりするんだけど、できそう?」
「俺、運転うまいですよ。一度連れて行ってもらえば道もおぼえられます」
「ここから駅まで行ける?」
「真っ暗だとまだ無理ですけど、壊れた自販機のあるところを右と、駅から上りのところの別れ道をまちがえなければ行けると思います」
「うん、合ってる。心配なさそうね」
「この山の中に4人で暮らしているんですか?」
「そうですよ。ふもとの町まで車で往復で二時間かかりますけど、電気も通ってますし、経費も隆史様から出てますから、問題はないですね。けがや病気のときでも檜垣家の常備薬がありますから」
谷崎綾子が吉川雅美に笑顔で話す。
「私にもできることはありますか?」
「あせらなくても、少しずつ手伝ってもらいながらおぼえてもらえば大丈夫ですよ」
「はい、よろしくお願いします」
その会話を聞いていた麗が隆史に言った。
「隆史さん、すごく普通っていうか、いい人たちじゃない。おもしろい人って言うから、どんな人を連れてくるかと心配だったけど」
「隆史さん、俺のことを谷崎家の人たちになんて話をしたんですか?」
「すごくおもしろい人がいるって」
「いや、いや、いや、隆史さんほど俺はおもしろい人じゃないですから。俺は普通ですよ、たぶん」
隆史から八神渉は友人だと説明されていなければ、隆史様か檜垣様と呼ぶように八神渉は注意されているところである。
隆史が八神渉を「おもしろい人」という意味が谷崎家の3人はわかった。隆史のことをお金持ちだと知っている人は、隆史に対して緊張したり、へりくだったりする。八神渉にはそれがない。
谷崎家の3人のうち、麗は隆史を親戚のお兄ちゃんだと思っていたこともあり、隆史に遠慮なしなところがある。
「どうかな、初音。このふたりをあずけるけど」
「隆史様、お任せ下さい。谷崎家の家族のように働いていたたます」
初音がそう答えた。
「ちなみにこの湯治場の若女将は初音だから。綾子さんはまとめ役で、料理長も兼ねているんだ。綾子さんに少しはらくをしてもらいたくて、働ける人を呼ぶことにしたんだ。雅美さんには綾子さんの手伝いをしてもらえたらありがたいんだけど」
「はい。がんばります」
「綾子さんは料理上手だから、いろんな料理を教えてもらうといいよ。お給料は足りなかったら連絡して」

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