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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 328

(隆史さんが、今度はめちゃくちゃかわいい美人を連れて来た。あとイケメンとその彼女も。イケメンだけ連れて来ればいいのに!)
夕方に無人駅に迎えに来た谷崎麗が隆史に抱きついたあと、連れて来た客の顔ぶれを見て思った。
本条恵美は谷崎麗がだいたい何を思ったのか想像できたので苦笑した。
八神渉は見た目は、体型は細身で顔立ちもそれなりに整っている。
燕杏は湯治場で谷崎麗の送迎車のハイエースが来るのを待っていて、徐麗花と隆史を出迎えた。
「燕杏、あなたが結婚すると決めた人を見たくて、隆史くんに連れて来てもらったわ」
「徐麗花様、谷崎初音と申します。わざわざお越しいただき感謝いたします」
「あなたが燕杏の妻になる人なのね。私の大切な燕杏のことをどうかよろしくお願いします」
「二人とも、挨拶はあとからゆっくりしてくれ。燕杏、とりあえず村長の家の宴会場にみんなを案内してくれ」
隆史は女性たちの衣服などの入ったバックを車から運びこみながら声をかけた。それを八神渉が手伝っている。
「隆史様、お荷物は私が運びますから」
「やっときますから、隆史さんもみんなと一緒に行っちゃって下さい」
谷崎綾子と八神渉に言われ、隆史は本条恵美のそばに戻ってきた。
「どうもここに来ると甘やかされがちな気かする」と隆史は本条恵美に言った。
「変わった家のかたちね、隆史くん」
「昔の日本の家はこういう感じなんだよ」
隆史は古民家の話を徐麗花にしながら、宴会場であぐらをかいて座っている。左右に徐麗花と本条恵美を座らせて。
正面の真ん中に檜垣隆史。
右に本条恵美、左に徐麗花。
右側は谷崎麗。谷崎初音、谷崎綾子。
左側は燕杏、八神渉、吉川雅美。
9人が大座敷に並んて座っている。
並びは隆史以外はそれぞれ指定したわけではなく、こうなった。
徐麗花のそばに燕杏がいる。もともと麗花のボディーガードや秘書を兼ねていたことがよくわかる。
八神渉と吉川雅美の同棲中カップルのように、燕杏と谷崎初音が並んで座ってもおかしくはない。まだ、徐麗花から、結婚を許可されていないということを燕杏と谷崎初音が考慮して並んで座らなかったのだろうと本条恵美は思った。
綾子が用意しておいてくれた夕食をすませたあとは話し合いの時間となった。
まず燕杏に、メイド喫茶の店長を徐麗花の命令として命じられた。燕杏が組織を無断でぬけたわけではなく、組織の任務として命じられたことになった。
「結婚おめでとう。小峰勝と月岡愛莉も、燕杏にそう伝えて下さいって頼まれたので伝えておきます」
燕杏が「ありがとうございます、麗花様」と頭を下げたあと、初音を見つめた。初音が安心したのとうれしくて、目を潤ませていた。
組織の活動の見直しをすることにしたと燕杏に徐麗花は手短に説明した。まず、組織が行ってきた日本への密入国を一年間中止する。
「出荷のほうはどうなされますか?」
「それは保留にしておきます」
日本への輸入、日本からの出荷という表現で話しているが、徐一族の組織は人身売買を行ってきた。
本条恵美は聞いていて何の話かは察することができたが、八神渉は二人が話している内容が海外雑貨の輸入と日本の工芸品か何かの品物の輸出の話だと思っていた。

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