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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 321

三人とも幽霊の小西真由美が見えている状態、とはいえ、隆史は女の子の艶かしく恥ずかしい姿を見させないように優しい二人に配慮されて目隠しされてしまっている。
三人がみた夢の世界はとても美しかったと隆史が話し、徐麗花や本条恵美も夢の世界で何をしていたか隆史に話した。
「目が覚めて時計を確認したら15分ほどしか過ぎていなかった。幽霊の小西さんが目が覚めるというか、現実の世界に戻るのに三人ともつられて目が覚めてしまったんだろう」
「でも1時間以上過ぎた感覚はありました」
本条恵美が、夢の世界と現実の体感時間のずれを感じるという話をした。
「どんな夢をみるか催眠に入ってみないとわからないの?」と徐麗花か隆史に質問した。
「そうだな。今回みたいなことはめずらしいかもしれないけど、たしかに起きたことは認めないといけないな。幽霊が侵入すると別の夢の世界にされてしまうことがある」
隆史はそう言ったあと「まだ小西さん、フリーズしてる?」と二人にたずねた。
「ええ、まだ動きませんね」
徐麗花がそう隆史に教えた。
「これが心が壊れたって状態かもしれない。目隠しを外してくれないか。小西さんに〈神眼〉をかけてみたい。あと、二人とも小西さんにさわったらダメだよ。憑依しちゃうかもしれないから」
「麗花さん、どうします?」
本条恵美は徐麗花に相談した。
「隆史くんに任せるしかないわね、不本意ながら了承しましょう」
隆史がタオルの目隠しを外してもらい、床にぺたんと座りこんでしまっている全裸の幽霊の小西さんの前にしゃがみこんだ。
「心が壊れた人みたいになってる。恍惚とした表情を浮かべたままだな」
隆史はそう言ったあと、小西さんの瞳を見つめた。
そして神社で柏手を打つように両手でパンッ!と派手な音を部屋中に響かせた。
「あ、隆史さん……ここは?」
「ホテルの俺たちが泊まっている部屋だよ。夢の中から戻ってきたんだ。ところで小西さん、俺が目のやり場に困るのと、こっちをにらんでる二人がいるから、服を着ることはできる?」
「え、服って……きゃあっ!」
小西さんがあわてて腕で胸を隠し、隆史に背中を向けてうつむいた。
「あの、隆史さんには、私の姿や声が聞こえるんですか?」
小声で隆史に幽霊の小西真由美が言った。
「うん、聞こえる。あっちの二人も君の姿が見えるし、声も聞こえてると思うよ」
「と、とりあえず服を……うーん、これで」
小西真由美の幽霊が裸から、服を着た姿に変化した。
淡い感じの青いワンピースの色は、夢の世界で見た空の色に似ていた。
「うん、いい感じだね。立てる?」
隆史が小西真由美のしなやかな手を取り、引っ張って立ち上がらせた。
「隆史さん、なんで私の手をつかめるの?」
「なんでかはわからないけど、できると思って手をさしだしたらつかめた」
隆史と手をつないで、小西真由美の幽霊は、ソファーに腰を下ろして待っていた徐麗花と本条恵美のそばに歩いてやって来た。
「幽霊には見えないわね。私は徐麗花、隆史くんの恋人よ」
「私は本条恵美といいます。隆史さんの愛人です」
小西真由美の幽霊は隆史と手をつないだまま、二人の自己紹介に困惑した。
(どういうこと、恋人に、愛人?)
思わず隆史の顔を見つめてしまった。
「ほら、小西さん、二人に自己紹介しないと」
「はい、私は小西真由美です。このホテルにいる幽霊です」
隆史の手を放して、ペコリと頭を下げて小西真由美の幽霊が自己紹介をした。
「隆史くん、自分から幽霊とはっきり言った人と会うのは、私、初めてよ」
徐麗花はそう言って隆史に微笑した。
「ソファーに座って。何か急用とかなければ、少し私たちと話しませんか?」
徐麗花が小西真由美に話しかけた。
(隆史さんの言ったとおり、この人たちも私が見えるし、ちゃんと声が聞こえてるみたい)

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