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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 33

(瑶子を別荘に連れて帰れるなら、そのほうが心配ないんだけどな)
椎名瑶子は、本人は自覚してないが、かなり男にもてる。スタイル抜群な美女氷川奏や、かなりの美少女の中島玲香には、自分に自信がある男でなければ声をかけてきたりはしない。
銀座のクラブのオーナー島田理紗子も、金があると自信がある男でなければくどき落とそうとしてこない。
いまや教祖代理のような倉持志織や、元AV女優のホステス吉川愛海は、自信のない男をたぶらかすことは得意だ。しかし、いろいろあって人をあまり信頼しないので、相手に惚れ込むことがない。
島田理紗子の片腕、副店長の本田綾ほど、椎名瑶子は男性に対しての警戒心がない。
「私、もしあなたの赤ちゃんができたら、産んで育てるからね。結婚できればいいけど、でも結婚してもあなたは家にあまりいなそうだよね」
椎名瑶子は隆史に笑顔でそう言った。
「お金に困ったら、へんなところとかから借金とかしないで、銀座にバルボラってクラブがあるから、その店に連絡すれば、俺の知り合いがちゃんと相談にのってくれるはずだ」
と隆史は瑶子に言っておいた。援助交際はしないとは思うが、気がついたら借金を背負わされて場末の風俗店で働かされてたり、宗教団体の信者にされてたりしそうだ。
心配だったので、島田理紗子には「椎名瑶子から連絡があったら、よろしく頼む」とは伝えておいた。
「あら、うらやましいわね。その瑶子って娘がお気に入りなのね」
彫り師の氷川奏と同じように、銀座のクラブのオーナー島田理紗子も女の直感でそう隆史に言って笑った。隆史に資金援助を受けているだけでなく、個人的に頼られているという自信が理紗子にはあるのだろう。
隆史は十七歳の美少女中島玲香と彫り師の美女氷川奏、別荘で仲良く暮らすレズビアンの愛人たちと話をしたあと、夜遅くまで別荘の書斎に一人でこもっていた。
この書斎には、隆史の危険な媚薬の秘密がつまっている。檜垣隆史の一族に伝わる媚薬の使用を記録した古文書もこの部屋にある。
檜垣一族。
それは日本の裏社会で暗躍を続ける女衒(せげん)の一族である。家紋は逆さ五亡星。
陰陽師が祖先と伝えられている。
隆史が人里離れた樹海のそばに別荘をかまえているのは、媚薬の材料を採取しやすいからである。

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