「あのね……もう私が他の人とおつきあいしたいって思えなくなっちゃったのは、あなたのせいだからね」
瑶子がそう言って、恥ずかしそうにうつむいた。
隆史が瑶子の隣に来て、頬を撫でた。
「今日、あなたが来るってわかってたら、寝起きのままじゃなくて、もう少しきれいにしてたのに……んっ」
隆史がキスを瑶子が受け入れた。隆史の舌がさしこまれると、瑶子は舌を絡ませて隆史の愛撫にこたえた。隆史がスエットの上から、瑶子の乳房のふくらみをゆっくりと揉みまわす。
瑶子か隆史のジーンズの股間のあたりにふれた。隆史は勃起している。
リビングの床に瑶子は押し倒されて、そのまま隆史に身をゆだねた。
「ぁあん、んあっ、あぁっ、すごく気持ちいいよぉ、んあっ」
スエットの下だけ隆史は脱がし、自分もジーンズと下着だけを脱いで、床に這いつくばった瑶子をバックで激しく犯した。瑶子の丸い尻をがっしりと指をくいこませてつかみながら、隆史は瑶子の濡れた膣洞が淫らに締めつけて搾り取ろうとしてくるのを感じる。
「瑶子、このまま中に出すぞ」
「はぅっ、うん、いいよ、一緒に気持ちよくなろっ、あぁん、あっ、私、もう、ああぁっ！！」
隆史が深く突き入れたまま射精すると、瑶子もびくっびくっと内腿を痙攣させながら絶頂した。
隆史が射精したモノを膣内から抜き出すと、ひくひくとまだ反応しているわれめから、白濁した隆史の精液が遅れて吐き出されてきた。
さらに隆史は精液まみれの膣内に指を入れて、ぐちゅぐちゅとかき回して瑶子をさらに悶えさせた。
「はひぃ、らめぇ、またイッちゃうよぉ、あぁん、あっ、はうぅぅっ、あんっ、あぁぁん、らめぇ！」
隆史の手マンで瑶子は腰をくねらせながら、また絶頂させられた。
隆史が指を抜き出すと、瑶子は脱力して床にうつ伏せになったまま、絶頂の余韻のなかで恍惚とした表情を浮かべていた。
隆史は別荘の二人と話をしながら、瑶子とのセックスを思い出していた。
媚薬を使わなくても、瑶子は今、隆史とセックスしていると思うだけで興奮し、欲情していた。
脱力している瑶子の桃尻を撫でた手ざわりを隆史が思い出していると、彫り師の女の直感が鋭い氷川奏が言った。
「隆史様、別荘にまた新しい人を連れてくるのなら、私には事前におっしゃって下さいね。玲香さんの時みたいに、帰っていきなり言われても、ちよっと困りますから」