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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 317

使われていない部屋を利用中にしたりして、いたずらするのも飽きてしまい、小西真由美の幽霊はホテルの利用客を観察していた。
部屋についてゆき、いちゃいちゃしている二人を至近距離で観察したりしていたが、事件の現場の部屋のように気づかれることはなかった。
客を驚かせてしまいホテルがつぶれて廃墟にでもなったら、もっとさみしくなってしまう。
だから、夢枕に立つこともしないようにした。
セックスしている女性のそばで体にふれると、女性の快感が流れこんできて、自分もセックスしたような気分になれることがわかった。
男性にもふれてみたが、これは経験がないからか、うまくいかなかった。
キスの感覚や愛撫されている感覚、そして挿入されてセックスしている感覚を盗んでいた。避妊具を使わない人たちのセックスは、男性から射精されたあとで、自分がレイプされて膣内射精されたのを生々しく思い出すので、感覚を盗まないように気をつけるようにした。
隆史がホテルに再訪しただけてはなく、怪談話として小西真由美の幽霊と遭遇した話を連れの人たちに聞かせていた。
途中まで幽霊だと気づかれないように驚かせる演出にこだわっていた時期だったので、ホテル従業員の清掃係に変装して客を驚かせていた。
一人で宿泊する客で、さらに正体をバラしたのに同じ部屋で部屋を変えずに泊まった客は、隆史だけだった。
小西真由美の幽霊を怒らせたと思って、あやまるために、幽霊の出た部屋に一人で泊まろうとしていたのがわかったとき、幽霊なのに泣きたいぐらいうれしかった。
生前の小西真由美を風俗嬢だと思いえばったり、上から目線で説教してくる客もいたし、ネクタイで首を絞められながらレイプして殺した客までいたが、言い過ぎたからあやまりたいという男性は残念ながらいなかった。
どうやら隆史と呼ばれている小太りのこの男性は、女性ふたりとひとつの部屋で泊まるらしい。
これもめずらしいので、他のカップルの部屋ではなく、隆史の部屋についていくことに決めた。
隆史は昨夜、麗花とセックスしたにもかかわらず、今夜は本条恵美と徐麗花のふたりと変わったプレイをする気でいた。
媚薬を使わない〈神眼〉の催眠でふたりを眠らせ、淫夢で現実ではありえないセックスを疑似体験させようというつもりだと部屋で隆史は説明した。
本条恵美は谷崎裏から催眠を使った疑似体験ができる話を聞いたことがあると隆史に言った。
「実際には二人の体には指一本ふれないし、服を脱がすこともない。だけど、不思議なことに何人でも同時に相手ができる。ただ、同調した俺のほうが夢精してしまうかもしれない。三人で同じ夢をみることができるんだけど、やってみてもいい?」
「たしか1時間だけで目を覚ますんですよね」
「いや、30分から45分にするつもりだ。麗花は催眠に慣れてないし、ここには綾子さんがいないから、夢に深く潜りすぎて沈んだら救助してくれる人がいない。だから催眠中の時間を短めにする」
恵美はチャクラトレーニングを二人から受けたんだよな、と隆史は確認した。
「ええ、燕杏さんと一緒に」
「三人のうち一人でも目を覚ませれば、残り二人も目を覚ますことができる。恵美がいれば、大丈夫だな」
「危険ならやらせません」
「三人で裸になって二人に本気でやられたら、俺のほうが疲れきって、限界突破したら逆に危険だからな。一番安全で、短時間で気持ちいいことをして、三人で安眠する」

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