PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 313
 315
の最後へ

媚薬の罠 315

泣いていた若いアルバイト清掃員の女性、ネームプレートには小西と書いてあったので、隆史は頭を撫でて話をした。
「なんでその風俗嬢は化けて出て、ホテルのお客をびびらせてるんだろう?」
「殺されて悲しかったり、くやしかったり、無念だからじゃないでしょうか?」
「いや、俺はちがうと思う」
泣いていた若い清掃員の小西が隆史の顔をじっと見つめてきた。
隆史は泣き止んだと思い、話を続けた。
「この部屋で犯されて殺されたことを、同情されたくて化けて出てるんじゃないのかな。事件があったって知らない客も怪奇現象が起きれば、ホテルの人にこわい思いをしたとか、払った金を返せってクレームつけるときに、事件の話を聞くじゃないか」
「同情されたくて?」
「うん。自分は逃げられずにレイプされて殺されてこんなにかわいそうな目にあったんですよってアピールしてるんじゃないかな」
若いアルバイト清掃員の小西がうつむいて黙って隆史な話を聞いていた。
「あなたに何がわかるんですかっ。殺された風俗嬢はかわいそうだと思わないんですか?!」
顔を上げたアルバイト従業員の小西さんの首に赤い痕が浮かび上がっていた。
隆史がキッと怒りの表情で睨みつけられた。
「そのあと部屋の電灯も消えたんだ。で、5分ぐらいして部屋の電気が点いたときには、ソファーに座らせていた小西さんはいなくなってた。で、フロントへ内線が使えないかすくに試してみたら、お部屋で何かごさいましたか、ってこっちが話す前にすぐゆ言われた。殺された風俗嬢は女子大生で学費や生活費のために働いていたらしいって話とかホテルの従業員が来て話して帰った。そしてあまり人に話さないでくださいと、宿泊費はタダにしてくれた」
殺害された風俗嬢は小西真由美という女性だったとあとで新聞記事を隆史が調べたら載っていた。
「小西さんの幽霊が出ないかなと思って」
「隆史くんの前には出ないんじゃないかしら」
徐麗花はそう言った。
「八神くんみたいにこわがってくれる人とかじゃないとね」
「ううっ、麗花さん、そりゃないですよ」
八神渉が困って隆史の顔を見つめてきた。
運転手の吉田夫妻もそういえばと隆史の話を聞いて思い出した話をした。
「このホテルかはわからないんですけど、雨の日の夜中にホテルに呼ばれて行くと、白いブラウスを着た女性がいて、どこまでかと聞くと駅のある繁華街にあるビルの名前を言われるけど、途中で消えてしまうそうです。殺されたんですって話をして」
吉田聡美はそう隆史に話した。
「隆史さん、その小西真由美さんの幽霊に媚薬をかけたんですよね」
「うん、かけた」
「幽霊をわさと怒らせて、自分が来たら出てくるように仕向けたんじゃないですか?」
本条恵美がそう言うと「幽霊、出て来るかな?」と隆史は言った。
「幽霊とそういうことをすると、牡丹灯籠の怪談みたいに殺されちゃいますよ」
「ボディーガードが恵美なら、幽霊ぐらいなんとか撃退しそうだな」
本条恵美は徐麗花が牡丹灯籠のあらすじを聞きたがったので、話して聞かせた。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す