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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 312

本条恵美が着席すると、隆史はこれから湯治場へ徐麗花と八神渉、吉川雅美を連れて行くと説明した。徐麗花と隆史の警護について、麗花から依頼された本条恵美が「わかりました。私が警護をさせていただきます」と依頼を受けた。
〈慶龍飯店〉から隆史の呼んだタクシーで五人は移動した。午後から急いで列車で移動しても、湯治場のある無人駅に到着できない。
夜7時、高速道路のドライブインのレストランで食事をして、ここで一度高速道路からおりたあと今夜はラブホテルに泊まると隆史は説明した。
「アメリカのモーテルみたいなものと思ってくれたらわかりやすいかも」
「隆史くん、私、ラブホテルは泊まったことはないけど知ってるよ。〈桃花〉で使っているから」
麗花は日本で月岡愛莉を店長にして、デリバリーヘルスの風俗店を経営している。
なんでラブホテルなんだろうと八神渉はちょっと思ったが、気にしないことにした。
「ラブホテルから、明日また朝9時にタクシーで駅に行って列車に乗れば、夕方には湯治場がある無人駅に到着する予定だ」
隆史たちを乗せているタクシーの運転手の夫婦も、ラブホテルに宿泊することになった。結婚四年目の吉田夫妻はひさしぶりにラブホテルを使った。
同業者の社内結婚。二人とも運転手だったので退職せずに働いていて、隆史を都内から樹海の手前まで乗せることが多い。
結婚前まではよくラブホテルをデートで使っていた吉田夫妻だったが、結婚して同居してからはラブホテルを利用しなってしまった。
会社の上司に二人は確認を取ってみたところ、隆史からのご厚意を無下にして今後のご利用を他のタクシー会社にされたら困るので、それはご厚意に甘えさせていただきなさいと指示があった。
タクシーを1日貸切で、観光地を乗せて移動することはある。
隆史の都心から樹海付近への移動は、貸切料金をタクシー会社に隆史は料金を先払いで一年間分をまとめて払っている。足りない時は請求してくれと言われているが不足したことはない。むしろ余っていてタクシー会社が預かっている状況になっている。
「同じところに泊まってもらったほうが待ち時間もないから」と隆史が二人に言ったことも伝えた。
タクシー会社の上司は「二人とも檜垣様は特別なお客様だと思って、檜垣様の言われたようにするように」と言っていた。
一度、ラブホテルで隆史たちを降ろし、自分たちは近くの宿泊できる場所を探し一泊して、約束した時間に迎えに来ることもできると、二人は隆史に説明した。
「同じ名字だとは気づいていたけど、二人が夫婦だとは思ってなかった」
隆史は都心から樹海までの移動中、タクシーに乗って寝ていることが多い。途中で高速道路のドライブインで隆史はトイレ休憩や食事をする。また会社の経費でタクシーを給油する。
二人は隆史に必要なこと以外は話しかけたりしたことがない。無愛想なわけではなく、なれなれしく話しかけたりもしない。
夫の吉田英司は28歳、妻の吉田聡美は30歳。夫は高校卒業後、大手運送会社で四年働いたあと22歳で自分で二種免許を取得し、転職して運転手になった。吉田聡美は英司より歳上だが英司のほうが先輩社員である。吉田聡美は四年働いていて、英司より二年後輩の社員で前職は介護タクシーの運転手で、通院患者を運んでいた。

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