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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 31

三月の中旬に瑶子は引っ越してしまい、隆史が瑶子を訪ねた三月下旬には空き部屋になっていた。
「結局のために引っ越す予定だったけど悟とも別れたし、会社も辞めちゃったから、引っ越すとお金かかるし、この部屋で待ってるから安心して。前みたいに私いなくならないから。でも、私にお金渡したら家賃の安い部屋を見つけて引っ越しちゃうかもよ」
瑶子も隆史のことが心残りのまま、職場に通いやすい今の部屋に転居し、もう会えないのだとあきらめ、告白してきた同僚の佐藤悟とつきあっていた。
いきなりレイプされたのには驚いたけれど、それを憎むことが瑶子にはできなかった。
「また、私、ファミレスでバイトしようかな。でも、若くないからファミレスの制服似合わないかな?」
「そんなことないと思うよ」
「そうかな、変じゃない?」
隆史とこうして話していると、瑶子は大学生に戻ったような気分になってきた。
(私が、一週間でも、十日でもあとに引っ越してたら、隆史と再会できてたなんて)
中島玲香と氷川奏と同じメイド服を着た椎名瑶子の姿を思い浮かべて、別荘に連れて帰りたいと思わず隆史は考えてしまった。
「私、あなたにレイプされなかったら、佐藤悟に結婚するって言われたのを信じて、裏切られて捨てられたあと、もっとひどく落ち込んでたと思う。でも私も、あなたとセックスしてたのを悟に隠してたし、悟にはそのことを最後まで言わなかった。私って卑怯でずるい女だと思わない?」
「そこは、うん、とは言えないな。俺には瑶子は素直だけど、他人に気を使いすぎるところがあるから。あと嘘をつかないといけない相手と瑶子をつきあわせたのは、俺のせいかもしれない気がしてきた」
「あなたのせい?」
「俺がもう少し早く瑶子に会いに来てたら、瑶子は会社のか同僚とつきあわなかったかもしれないだろう」

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