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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 305

犯罪シンジケートの掟には従わない多国籍メンバーの犯罪組織は、テロリストの組織の資金源であり、また構成員でもある。
要人の暗殺など武力闘争を国家に対してしかけることも、自分たちの組織と敵対する国の裕福な名士を拉致して身代金を要求することも行う。
それらの行為は土地や血縁などの縁でつながっている構成員による犯罪シンジケートは行わない。その時は金を得られても、長期的には損だとわかっている。またその土地ゆかりの犯罪シンジケートと敵対することになるので同盟関係が崩れる。
日本は大規模な犯罪シンジケートを持たない国であり、日本は世界の情勢からみれば10年遅れている国なのだった。
イタリアのマフィアでは売春と賭博は「名誉ある男が行うビジネスではない」とされており、御法度とされている。
日本の暴力団もジャパニーズマフィアと呼ばれることはあるが、これは親分子分、兄貴と舎弟などイタリアのマフィアのファミリー的なつながりを持つためである。
徐麗花が日本で闇カジノや風俗店を経営していることは、イタリアのマフィアからすれば軽蔑されることだが、それでも、中国人を雇って仕事をするときには最適な人物を紹介してほしいと徐麗花に依頼してくる。
それなりに歴史がある犯罪シンジケートの仕事を横取りしたり、妨害してくる多国籍メンバーによる犯罪組織やテロリストの組織に対して協力しあっているが、ジャパニーズマフィアと呼ばれる暴力団はこうした国際的な同盟関係を持てずに弱体化している。
「隆史くんは興味ない話だと思うんだけど、今は国とか人種は関係なく契約して労働者みたいに働く犯罪組織が活動していて、ボスがいても下働きの犯罪者は、誰がボスか知らない少人数のグループが世界中にいる感じなの。依頼されて働いて、報酬をもらったらもう関わらないみたいな関係性のグループは組織の関係性とか国の関係性に関係なく、報酬さえもらえば活動するの。裏切りも平気にするから信頼できない」
「金のためだけに犯罪をするって感じかな」
「そんな感じね。おたがい迷惑をかけないように交渉したり、折り合いをつけたりすることができない連中が増えているの。仲間意識も低いから自分だけ助かろうとしてみる奴もいるし」
「簡単に雇えるけど、人のつながりは薄い」
「そうなの。だから、テロリストの組織に使われたりするし、犯罪シンジケートの掟にはお金をもらわないと従わない」
「少人数の犯罪グループのボスは麗花の組織の鄭虎みたいに、掟破りでこっそり金を貯めてたりする奴だったりするわけだ」
「どの組織でも、掟破りの裏切り者は出てくることはあるけど、昔は悪さするのに手下に組織内の人間を使っていたけど、今は手下に組織とは関係ない人間を使っているわ」
「燕杏は悪さしそうにない感じだし、麗花が困ってるってなったら、俺のぼうは無視して麗花のために動きそうだもんな」
「ありがたいけど、それだと隆史くんへの義理が組織として立たないから困るの。燕杏に目をつけたのはすごいけど。燕杏はいろいろ組織のことを自分で考えて提案したり、調整して動けるでしょう?」
「優秀だけど、いろいろ気を使いすぎるのは麗花と一緒かもしれない」
隆史の愛人に不適切と燕杏は判断して、すぐに隆史の元から麗花の組織に帰らせてほしいと燕杏はすぐに隆史に提案した。
隆史がそれを止めたら、山に修行に入った五日間で隆史から湯治場を任されるように手を打った。隆史の役に立つように迅速に対応している。同時に麗花のためになるように隆史を動かしている。
「たしかに、燕杏のかわりはなかなかいないのは、さすがに俺でもよくわかる」

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