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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 301

気が強く、時には冷酷で、めずらしい琥珀色の瞳は悪魔のウルフアイズと呼ばれる犯罪シンジゲートの女ボスの徐麗花が、隆史とベッドでいる時は、めろめろにされて甘えきっている。
見た目は華奢で美少女のような容姿の麗花が見た目のギャップから、本当の悪魔で若返りの秘術を使っているとか、若く美しい娘に脳移植したなど、いかがわしい噂がある。
老け込みにくい童顔なだけだが、小顔で猫顔のかなりの美貌なので真顔で見つめられると、見つめられたほうは麗花に殺意以外の感情がなくなったように感じる。
そんな麗花がめろめろになって、にこにこしていると、かなりかわいらしい。
徐麗花が徐家の犯罪シンジゲートの女ボスだと知らないで、にこにこの笑顔で名前を呼ばれたら、ロリコンの大きなお兄ちゃんたちは、もう一瞬で麗花に大興奮だろう。
隆史は、たまに檜垣家当主として丁重にもてなされたりしているとき、正直なところめんどくさいなと思っている。
麗花は特別扱いされるのが日常なので、本当にプライベートですごしている時間は、麗花のことを腫れ物にさわるように特別扱いしない隆史の存在は貴重なのだった。
「燕杏の結婚を許して、谷崎初音とすごさせてやってほしい」
隆史は麗花に頼みこんだ。
「私のことを絶対に裏切らないって信頼できるのはあの人ぐらいなの。隆史くんの優しい気持ちはわかるけど、徐一族の大組織を私ひとりでなんとかできると思う?」
「この結婚を許さないと燕杏は殺されるぞ」
隆史は日本には駆け落ちや心中というものがあると麗花に説明した。
「それはもっと困るわね。燕杏が隆史くんに話したように私の組織が裏社会の均衡を維持しているから燕杏が抜けたからって、もうやめたってわけにはいかないし……んー、隆史くんならどうする?」
「できることをするけど、無理はしないな」
隆史が国家権力すら裏で操ることができるだけでなく、裏社会の人間からも一目置かれている人物でなければ、いいかげんな気軽なことを言っていると思うだろう。
麗花の組織の財力や影響力でも、隆史個人の財力や影響力にはかなわない。
隆史の答えを聞いて、必要な活動のみを残して他の活動から撤退することで、組織の質を見直しと向上するには、これはよい機会だと徐麗花は考えた。
日本の犯罪組織をまとめていたヤクザの組織が衰退させられた現在、小さな犯罪組織が詐欺や違法薬物の取引にまで介入するようになってきている。
ヤクザが仕切っていた犯罪に小さな犯罪組織の素人が手を出せば、売り上げを徴収されたり、落とし前をつけさせられたりしていた。しかし、それがなくなった結果、警察などの組織が取り締まりを行うことで治安を維持しなければならない。
徐麗花の組織が簡単に闇カジノや風俗店の経営ができてしまうほど、日本の裏社会は仕切りの甘い状況がある。
海外の違法薬物の密輸などに比べると、日本の市場で取り扱われる量はささやかなものではある。武器や兵器の密輸なども拳銃程度で、戦闘機や戦車を密輸して、個人で所有することもない。

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