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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 30

悟はヘッドハンティングされたから、半年後には今の会社を辞め別の会社で今よりも好条件で働くなのだと瑶子に悟は言った。
「瑶子が仕事を辞めなくてもよかったんじゃないか?」
「それがね、私に浮気がバレたら、悟が逃げるみたいに次の日に辞表を出したの。で、別の会社にすぐ転職したんだけど、私とつきあってたのを知ってる人がいて、噂になって」
「瑶子が転職するようにそそのかした、とか?」
「うん。そんな感じの噂が立ったら、すぐに私、倉庫管理の部署に移されちゃって。社内の情報を他社に漏洩したりなんてしないのにね」
結局、悟の代わりにつきあっていた瑶子をリストラして自主退社させることで、他社に人材を引き抜かれたミスをごまかしたらしい。
「朝からごめんなさい。でも、こうして話していると昔に戻ったみたいで、不思議な感じ」
「そうだな、ミルクティーを買ってくればよかった」
隆史は瑶子の再就職先を紹介できないか考えてみたが、島田理紗子の店のホステスや援助交際グループ、倉持志織の中身は宗教団体の女性保護組織は瑶子らしくないと思った。
別荘に連れて帰ろうか、とも隆史は考えてみたが、彼氏に浮気されてショックを受けている瑶子が、隆史の二人の愛人と会ったらどんな顔をするか。
「退職金だけじゃ心配じゃない?」
隆史がひとまず自分の財布に入っている十万円を取り出して渡そうとすると、瑶子は受け取ろうとしなかった。
「このお金は受けとれないよ。こっそり置いて帰ったとしても、使わないで返すからね」
別荘にいる女子高生の中島玲香なら、あっさりもらえる金は受けとるだろう。銀座のクラブのオーナー島田理紗子や宗教団体の幹部の倉持志織も受けとるだろう。
お金で解決できることがあれこれあることを知っているからだ。
彫り師の氷川奏は受け取らないかもしれない。そのかわりこの十万円で刺青を彫る依頼をお受けします、と言い出しそうだ。
「また会いに来たとき、家賃が払えないからってこの部屋から、瑶子が追い出されていなくなってたら、俺が嫌なんだよ。前だって、会いに行ったら、引っ越したあとだったから、瑶子を見つけるまでにかなり時間がかかったから」
隆史がちょっと気まずそうに言った。
「えっ、会いに来たの?」

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