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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 297

敏感な乳首やクリトリスなども単独で愛撫するよりも、その周辺を愛撫した流れで愛撫するほうが違和感はなく感じやすくなる。
隆史はちょっとしたコツだが、そうしたことを熟知している。
徐麗花はその点では未亡人の本条恵美より経験が浅く、まだまだ未熟でうぶな女性といえる。
隆史にはたくさんの愛人たちはいるが、それぞれの性癖がある。それぞれの経験から、自分の感じる体の部分や愛撫されると気持ち良い順番や、やりかたの癖がすでに身についている。
徐麗花は隆史としかセックスしておらず経験が浅いので、その思い込みがまだできあがっていない。
膣内射精されて満たされた気持ちになるという癖をすでに隆史がつけているが、そこに到達するまでにどうやって気持ちや体の感度を上げていくのか、まだ麗花本人が気づいていない。
性癖はその人の生き方や心と深いところでつながりがある。
人は親を選んで生まれるわけではない。
麗花は裕福な名家の令嬢として生まれてきた。
そして、周囲の者たちから羨ましいと思われるだけではなく、その立場にふさわしい人間らしい態度や行動を心がけてきた。
燕杏は麗花とはちがい、自分で選んでいない生まれてきた条件に抗い、挫折して、生まれてきた条件である女体化した体を利用して生きる道を選び、さらにそのままの自分を受け入れてくれる谷崎初音と出会い、結婚することにした。
麗花は抗うことをせず、また優秀だったので挫折することは、隆史があらわれるまではなかった。
優秀ではなく凡人であれば徐一族の組織のトップとして君臨することはなく、政略結婚の道具に使われることを強要されて、金持ちのセレブ妻となっていたことだろう。
隆史が媚薬や〈神眼〉の催眠で麗花の感度を上げて愛撫すると、麗花が泣きながら感じるのは、生まれついた立場は関係なくたたの牝として、隆史に屈服してもいい、作り上げてきた自分というイメージの殻を剥ぎ取られていくのを、性感と同時に感じているからだった。
プライドの高い女性ゆえに、快感に抗いきれずに身をゆだねることは、ある意味で屈辱的でありながら悦びにつながっている。
その極みとして快楽の道具のように性器を使われ、膣内射精されて子宮いっぱいに子種汁をぶちまけられる。その時、徐麗花はただの牝として、自分を作り上げる必要もない。徐麗花として生きてゆくためのプレッシャーを、一瞬だけ忘れることができる。

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