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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 293

隆史が浴槽の右端に背中をもたれながら、両脚をのばして、胸元あたりまで湯につかっている。
両腕は浴槽の外に出していて、浴槽の左側のスペースが広く空いている。
麗花は浴槽の左端に背中をあずけて、隆史なまねをして脚をのばした。両腕は浴槽から出さずに湯を片手ですくって自分の肩にかけたり、上腕のあたりを撫でたりしていた。
「隆史くん、このお湯に何かした?」
「何もしてない。お湯が気持ちいいのか?」
「うん。なんかじんわり肌になじんでいくみたいな感じがして」
「お湯につかって、肌に水分が浸透しているからだろうな。普段はわからなくて、温泉とか成分なちがう湯につかるとよくわかるんだけど。普通のお湯でそれがわかるなら、うまくいったみたいだ」
麗花は今、媚薬を使ったのと似た感覚になっていて快感の感覚が鋭くなっている、と隆史は言った。
男の娘の燕杏には、媚薬や檜垣の当主の精液の特殊効果は効かない。
そこで隆史は、五日間ほど山にこもって、隆史の父親、先代当主の雅樹の〈神眼〉の術をかなり鍛えた。
雅樹は恋人の谷崎龍之介と、どんなことをしていたのか、旧谷崎家に隠されていた谷崎龍之介の日記から知った隆史は、男性、女性どちらでも〈神眼〉で感度を上げることができ、また自己暗示で自分の感度を上げることで、相手の反応をより感じることができるので、雅樹のアヌスに谷崎龍之介が挿入して、射精したのを感じた雅樹が一緒に射精したことなどが、あからさまに書かれていた。
燕杏対策として鍛えた〈神眼〉を隆史は徐麗花に使ってみた。
本条恵美には、徐麗花のようにごぶさたではないので、感覚を忘れる心配はなく〈神眼〉を使った感度上げをする必要がなかった。
谷崎麗には耐性があり、子供の頃にすでに媚薬を使わず隆史の精液を飲んでも、精神崩壊したりしなかったこともあり、また〈神眼〉の術そのものにかかりにくいかもしれず、谷崎麗にも試さなかった。
谷崎綾子にはあれこれ忙しく、手を出すタイミングがなかった。
そこで、徐麗花に媚薬を使わずに〈神眼〉の催眠暗示で感度上げで、媚薬を使った状態に似た感覚にしたのだった。
「麗花はたしかに俺とひさしぶりにキスしたりしたから、ちょっと興奮して、かなり濡れたので驚いたかもしれない。媚薬を使ったらもっと体の感度が上がっていろんな感覚が鋭くなる。視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚のどれが鋭くなるか、何に興奮するかによってちがう。麗花は触覚……肌でふれる感じとか温度とか、手触りや唇がふれた感触とか……そういうのが気になるポイントなんだね」
「私が何フェチかって話かしら?」
「ざっくりわかりやすくいえば、そうかも」

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