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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 29

二人は別荘から出かけないので、隆史が出かけて帰ってくると、何があったのか聞きたがる。
隆史自身はとりわけめずらしい話ではないと思っているようだが、宗教団体に乗り込んでみたとか、普通の人の話ではないと中島玲香や氷川奏は思っている。
「元AV女優で愛人契約も申し込まれたりする美人の銀座のホステスさんとか、してきたんでしょ?」
玲香がさらに隆史に言った。
「吉川愛海とはしなかったよ」
「ええっ、そういう女に興味ないの?」
玲香が首をかしげた。
スタイルなら氷川奏のほうが抜群で、自分に自信がなくて整形し続け、これからも維持費のためにホステスを続けている、そんな吉川愛海には興味が持てなかったらしい。
銀座の美人ホステスというなら島田理紗子を愛人にしている隆史だが、あまり職業で興味をそそられるというわけではないようだ。
女の直感。島田理紗子や氷川奏は、隆史が他の女のことを考えていると、あえて言わなくても気がつく。
宗教団体から、二人を理紗子に身柄を預けてから、隆史は椎名瑶子に会いに行っていた。
すでに前のように引っ越して行方がわからなくなっているかと思いつつ、早朝から隆史が瑶子の住むマンションの瑶子の部屋を下から見上げていると、カーテンが開いて部屋着のスエット姿の瑶子が、隆史を見つけた。
「ちょうどよかった、私、就活中で、今日は面接もないから暇だったから」
「瑶子、仕事辞めたのか?」
「うん、でも退職金ももらったし、なんとかね」
別れる覚悟を決めて、平日の仕事帰りに悟に連絡せずに悟の部屋へ瑶子は行った。すると、悟が瑶子に内緒でつきあっている女性が「どなた様ですか?」と出迎えた。
「あの、私、悟さんの同僚で、椎名瑶子といいます」
(悟の部屋がいつでもきれいに整理整理されていたのは、この人がかたづけしてたんだ)
「そうですか、まだ悟は帰ってませんけど」
「すいません、またあとで来ます」
瑶子は頭を下げて、悟の部屋からあわてて離れた。
瑶子の部屋に悟が訪ねてきたのは、四時間後の夜11時すぎだった。瑶子はショックで部屋の明かりもつけずにぼおっとベッドで寝そべっていた。
訪ねてきた悟がどんな言い訳をするのか、もともと悟と別れ話を自分から切りだそうと思いつめていた瑶子なので、テーブルを挟んで話を聞くことにした。
「瑶子さんとは結婚の約束をしてるけど、彼女は転職先の上司の娘さんで……」
単純にいうと、悟は瑶子と部屋のかたづけをしてくれる彼女とふたまたをかけていた。

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