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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 287

隆史はあえて媚薬を持参しなかった。
湯治場から〈慶龍飯店〉に直行したからでもある。だが五日間、隆史は山ごもりして媚薬を使わないセックスについて考えていた。
媚薬の欠点は依存性が強く、隆史が使用しなくても効果を発揮してしまうことだった。
その点では〈神眼〉のほうが、術者本人が直接相手にかけるので、他人が自分の愛人を無断で発情させるリスクは少ない。
媚薬は他人が入手すれば使用して、半分ほどの効果は発揮してしまう。
媚薬は一時的に発情させて、全身の感度を過去の快感の記憶から増幅させる。
それに隆史の精液の効果が加えられることで、隆史とセックスすることが特別の快感があると脳に刻み込まれる。
媚薬を他人が使ったとすると、媚薬の匂いや成分から体が反応して相手の感度が上がる。
セックスをして媚薬無断使用者の精液を体内に摂取しても、隆史の精液ではないので連続で絶頂することはない。
媚薬の効果が終われば欲情はおさまり、感度も通常かそれ以下に落ち着く。使用されて媚薬の効果が切れるまでのあいだが危険である。
媚薬を使わずいきなり檜垣家当主の精液を摂取してしまうと、刺激が強すぎて心が壊れる可能性があるので〈神眼〉や媚薬である程度まで慣れさせてから犯す。
一度でも隆史と媚薬を使ったセックスを体験すると媚薬を使わなくても、隆史という存在を認識して自発的に発情するが、他人が媚薬を使っても快感の記憶が脳に刻まれていて、反射的に一時的とはいえ発情してしまう。
隆史はこの媚薬の欠点を補うため、あまり媚薬を同じ相手に何度も期間を開けずに使いすぎないようにしてきた。
媚薬を使われたら、愛撫なしでも、耐性による個人差や慣れにもよるが一時的に発情して性器は濡れ、感度が増幅されて抵抗できなくなる。
媚薬の記憶と隆史とのセックスの記憶が結びついて発情の強制的な効果が発揮される。
だから、徐麗花は隆史に抱きついていたり、ときには声を聞いているだけで、発情してしまっている。
媚薬を投与する必要はない。
発情を恋だと思いこむこともよくある。
媚薬で強制的に発情するのを何度も経験すると、自発的に発情してしまうことは少なくなる。媚薬が契機になって発情する脳の回路ができあがる。
別荘にいる中島玲香は、隆史とそばで暮らしていても、徐麗花のようには発情しない。
媚薬を氷川奏には使用を許可してあるので、隆史が留守のあいだに発情して我慢しきれなくなったら、媚薬を使い二人で慰めあっている。
だから、隆史がそばにいても過剰に発情しない。
しかし、媚薬を使われたら、中島玲香は逆にすぐ体が反応してしまう。
媚薬に耐性がある本条恵美などは、媚薬で強制的に発情させるには多量の媚薬を使用しなければならない。氷川奏も媚薬に耐性があるので、媚薬の効果が弱い分だけ自分の快楽のために媚薬にはまるということがないので、管理と使用を隆史は任せている。
「隆史くんはこの服装のままの私でしたいかもしれないけど、シャワー浴びるから脱いじゃうね」
徐麗花は隆史のジーンズを脱がせておいて、パンツの上から隆史のモノを撫でて、わざとその先はおあずけにしてじらしておき、シャワーを浴びると隆史に言った。
徐麗花は発情している。けれど、貪るように隆史を愛撫するタイプではない。
徐麗花は主導権を握るというより、いつも対等か、自分がちょっぴり優遇されるぐらいでいたい。

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