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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 28

安い粗悪品の改造スタンガンの調整が、微弱に設定してあっても、たまに強い電流が流れる事故は「よくあるんだよな」と隆史は愛海に言った。
「え、殺人罪で逮捕?」
「こいつがお前に命令したのを立証できないように、他の信者たちを退室させたんだ」
「そんな、教祖様は前世の罪を背負っているから今が不幸なんだって、前世の罪を浄化すれば幸せになれるって」
「お前の幸せってなんなんだ?」
隆史があきれながら愛海に言った。
倉持志織は隆史とセックスするのが、この世界で一番幸せな瞬間だと思っているので単純明解に隆史の質問に答えることができる。
吉川愛海はすぐに答えることができなかった。
「今から、この詐欺師にたっぷり自供させるから、吉川愛海、お前が録音するんだ」
スタンガンで脅され、あれこれ自供した北川天が「見逃してくれ」と懇願するのを隆史のスマホで録音していた吉川愛海はえぐえぐと泣きじゃくっていた。倉持志織が背中を撫でて慰めていた。
「バルボラのホステスも洗脳して、ちゃっかり店まで奪う気だっのかよ。ふざけやがって」
倉持志織と吉川愛海を隆史は、銀座のクラブ〈バルボラ〉のオーナー島田理紗子やホステスたちの暮らすマンションに連れて帰った。
「この二人に部屋を用意してやってくれないか?」
「私はかまわないけど、二人ともそれでいいの?」
吉川愛海は小さな声で「すいませんでした」と謝罪した。
「私でも何かできることはありますか?」と倉持志織が理紗子に言ったので「お酒飲める?」と聞かれていた。
〈天満教〉があるうちは洗脳された信者たちから、二人が歩道橋の階段や駅の階段やホームから突き飛ばされたり、目立たず地味だが危害を加えてくることも考えられるので中島理紗子に保護を頼んだ。
倉持志織が北川天が失踪したあと〈新天満教〉の代表として団体の方針も変えて、ボランティア活動を中心とした保護団体として引き継いだ。家庭内暴力などで悩む女性たちの信者たちの保護も行った。
隆史が北川天が脱税して貯めこんでいた金を奪い、それを〈新天満教〉の資金にあてた。
「あの、隆史様の督促状の分のお金はどうしたらよろしいですか?」
「御布施ってことでいいんじゃないかな」
隆史は吉川愛海に言った。吉川愛海は〈バルボラ〉とは違うクラブのホステスとして週3日は働きながら、残りは倉持志織の教団の職員として働く生活を始めた。
教祖北川天は、逃げ出す前に隆史に雇われた元暴力団の現在フリーターのみなさんによって身柄を確保された。財産譲渡の法的に有効な書類を作らされたあと、樹海に捨てられた。
〈新天満教〉は表向きはNPO法人の、非営利組織の女性のための保護団体だが、隆史を教祖として性の悦びを信仰する信者の集まりでもある。
隆史が何か信者たちの集会で信仰について話をしたりするわけではないのだが、信者たちから熱い視線を受けることになった。倉持志織が自分はどうやって洗脳から脱したのかなどを信者たちに話しているらしい。
「私たちも、その宗教ならはまるかも」
別荘に帰った隆史から話を聞いた中島玲香が、氷川奏に笑いながら言った。
「隆史様とのセックスが至高の幸せという宗教なら、私たちもすでに信者ですね。ところで、隆史様、その吉川愛海という人ともセックスしてきたのですか?」

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