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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 27

「この男は前世の罪が重い。信者のみなさんに影響があるといけない、私が正しい道に導いてみせる」
小太りの隆史を運びこんだ信者たちがあわてて退室した。
北川天はあとから来た白い着物一枚の装いの吉川愛海に、スタンガンを手渡した。
「この男は君が御布施で納めた御賽銭か、これから罪を清め大切な役目を行う君を渡せと要求してきた。もうここに来ないと言うまで、自分の意思で君が罰を与えてあげなさい」
もしも、改造スタンガンで電撃を与えすぎて隆史が死亡しても、殺人罪で逮捕されるのは吉川愛海になるように北川天はしむけた。
「はい、教祖様」
スタンガンを持って素足で静かに畳の上で転がされている隆史に吉川愛海が近づく。
(この男は、私の神にあたえられた役目を妨害に来た悪魔の手先、許さない)
スタンガンを隆史の首に当てようとしゃがんだ瞬間、隆史があっさり起き上がり、スタンガンを持っている手をスニーカーの靴先で蹴り上げた。
「拘束もしない、靴も脱がさない。本当になめきってやることがすげえ雑すぎなんだよ」
愛海が落としたスタンガンを隆史が拾い上げ、愛海から少し離れて様子を余裕でうかがっていた北川天に、にやりと笑って話かけた。
隆史に睡眠薬を投与したところで、普段から媚薬を使っている体には、さほど効果はなかったようだ。
神主のような衣装の痩せた背の高い北川天が部屋から逃げ出す前に、隆史にスタンガンを当てられ、北川天はあっさり気絶した。
「無礼者、教祖様になにを!」
吉川愛海が隆史につかみかかる直前に、修行の部屋に飛び込んできた倉持志織に吉川愛海が抱きつかれた。
「ちがうの、吉川さん、本当の教祖様はこの隆史様です!」
「それはどういうことですか、志織様」
すっかり洗脳されている吉川愛海が、少し落ち着いた声で抱きついている志織に質問していた。
「隆史様、吉川さんにも本当の神の祝福を教えてあげて下さい」
「なんか嫌だ。全身、嘘だらけで自分を守ろうとしている女じゃないか。もう死ぬまで自分の嘘をつき通すしかないだろう」
そう言われた吉川愛海が爪が食い込むほど手を握りこみ、怒りに震えた。
「なんなのよ、あなたに何がわかるの!」
「それでもいいって言って認めてくれたのが、この詐欺師のじじいか?」
隆史が気絶している北川天を指さした。
「こいつ、さっきお前に俺を拷問させて、スタンガンの事故で俺が死んだら、責任は全部、お前にかぶせようとしたカス野郎だぞ」

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