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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 257

隆史が女性だと思って専属メイドにしたけれど、股間以外はクラインフェルター症候群の影響で女体化している男の娘だとわかったが、隆史はあきらめずに手を出そうとしていること。隆史の話によれば、愛人たちの中で、燕杏は唯一の男性であること。
「たしかにすっごい美人さんだから、男性だとわかっても隆史さんがあきらめきれなかったってわけね」
「燕杏さんは男性なので、性的なご奉仕をするメイドとして、女性ではないことが不満であれば組織に帰ります、と言ったのを隆史さんが引き止めたんです」
本条恵美から事情を説明してもらい、燕杏が個人的に隆史のことが好きが嫌いかは関係なく、組織の看板を背負って檜垣家の当主に派遣され仕えている立場の愛人だと谷崎麗は理解した。
「うーん、隆史さんは、燕杏さんがセックス嫌いだって気づいてないのかなぁ」
「そうなんですか?」
「探偵さん、ちょっと鈍いんじゃない。初音も気づいたけど、燕杏さんは相手がどちらの性別でも、自分が惚れた相手にしか夢中にならないタイプだよ」
谷崎麗が首をかしげて考え込んでいる。
本条恵美は隆史が今まで自分が気に入った相手をいろいろな手を使って籠絡してきたのに立ち会ってきたので、セックス嫌いの女性も隆史は籠絡したことがあるにちがいないと思った。
しかし、セックス嫌いのゲイの男性を相手にして、女性をめろめろに蕩けさせる媚薬や檜垣の当主の精液も使えないという経験はなかっただろうし、燕杏のようにセックスの相手は強要できても、心は許してくれない相手を籠絡するのはかなり難しいと本条恵美も思った。
潔癖でセックス嫌いの女性が相手なら隆史は媚薬を使い、犯して精液を摂取させれば籠絡するのはたやすいだろう。たとえ相手が男性嫌いのレズビアン傾向の女性であったとしても。
「隆史さんは燕杏さんに〈神眼〉を使う修行でもしてるのか、男性用の媚薬の材料でも探しに山に入ったんだと思うんだけど、気持ちいいから惚れるって単純な話じゃないと思うんだけど」
本条恵美も初め隆史をレイプ犯だと思い嫌悪感があったけれど、セックスをしたり、一緒に行動していて、隆史が憎めない性格をしていて、優しいところもあり、結局のところ、恵美のほうがほだされてしまった感じだと思った。
「初音のほうは、うまく燕杏さんからいろいろ聞き出せてるのかな。なかなか戻ってこないけど」
谷崎初音は隆史が初恋というか、媚薬を使われたけれど犯されずに焦らされて、15歳のうぶな少女には隆史の相手をするにはまだまだ実力不足だったので、谷崎綾子とのセックスを見せつけられながら、亀甲縛りで縛られて、内腿を素股で使われたりした経験から、隆史のことが忘れられなくなっている。
隆史のことを惚れていると言うには、檜垣家の当主様である隆史ということ以外はあまり知らないまま、初音は10年間待ち続けてしまった。

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