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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 248

燕杏は上海マフィアに敗れ、男娼に身を堕とした時期以外は、自分が望まない相手が性行為を求めてきたら、必ず報復してきた。
流氓だった頃は顔面を殴りつけ、さらに踏みつけて。
男娼から徐麗花に拾われてからは、策略で。
最近では、徐麗花の組織を利用して犯罪グループを作り荒稼ぎしていた幹部の鄭虎(ジェンフー)という男がいた。
燕杏の手下の小峰勝が徐麗花の命令ではない動きをしているのに、鄭虎が気づき、燕杏を脅迫してきた。
燕杏は鄭虎の暮らすマンションの部屋に呼び出され、要求を飲んだふりをした。鄭虎に体を求められ、油断させるためにフェラチオをして、その場は逃れた。
鄭虎を陥れるため、そして小峰勝を助けるために、檜垣隆史に協力を頼みこんだ。
鄭虎は徐麗花によって組織幹部の地位を剥奪され、鄭虎の手下の犯罪グループのリーダーと仲良く一緒にまとめて始末された。
鄭虎の手下が隆史の別荘にいる隆史の愛人のひとりを、雇ったチンピラに拉致させようと企み、失敗していた。
檜垣隆史と徐麗花の組織は友好関係にあるが、鄭虎の手下はそれを理解していなかった。鄭虎はその失態の責任を追及され、さらに、徐麗花に隠れて犯罪グループを作り売上の一部を上納させ、金は組織に納めずにねこばばしていた件が、燕杏の告発により判明した。
燕杏に性行為を強要した鄭虎は、燕杏の策略によってきっちりと報復された。
徐麗花の組織では、燕杏は女性幹部として、本当は男性であることを隠している。
ボスの徐麗花、そして燕杏の愛した腹心の小峰勝と、その恋人の月岡愛莉の3人だけが「偽娘(ウェイニャン)」だと知っている。
隆史から専属メイドになるように指名され、ボスの徐麗花からの命令で、幹部の仕事は小峰勝と月岡愛莉に代理で任せて、隆史専属メイドとして派遣され旅に同行している。
男性だとバレたときは厄介なことになるだろうが、そうなったら徐麗花に交渉してもらう気でいた。
本当の性別がバレても、檜垣隆史の燕杏への態度が変わることがなかった。
それは燕杏にとって予想外だった。
本物の好色家で男性、女性どちらでも性的な快感を得られるなら関係なしなのか、性別にこだわらない恋愛対象の選びかたをしているのか、セックスすることがスキンシップ程度の意味だと考えているのか。
そのどれであっても、燕杏とは意見の合わない考えかたではある。
燕杏はセックスするなら好きになった相手としかしたくないと考えていて、それ以外で、まして自分本位に燕杏の体を性欲処理の道具としか考えていないのに、不本意ながら体を許すことになったら、その相手にはいずれ地獄のほうがましだと思えるぐらいの報復をしてきた。
檜垣隆史という人物は、今まで燕杏の体を求めてきた連中とは、まるでちがう態度で接してくれているので、燕杏は困惑していた。
自分の父親がゲイであったことをふまえて、男性が男性に対して恋愛感情を抱くことに関しては、自分は女性とのつきあいしかなかったが、理解したいと思っていることを、燕杏に示してきた。
檜垣隆史は、燕杏が男性で親友でもあり、今は組織で腹心の手下として働いてくれている小峰勝に恋愛感情を抱いていたが、小峰勝が幼なじみの女性の危機に自分の命をかけて、その女性を救おうとしたことなどから、失恋して傷心しているのを把握していた。

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