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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 246

「日本でも同性婚ができるようになるといいな」
隆史はレスビアンの愛人たちが結婚式を上げているのを思い浮かべながら笑顔で言った。
それを見た燕杏が、隆史はどうやら同性愛に関して寛容かつ柔軟に受け入れているらしいと判断した。
隆史自身は同性に対する性的な感心はなかったようだが、レスビアンの愛人たちがいたり、燕杏を徐麗花からあずけられたり、父親の秘密の同性愛などがあり、それなりに考えて対応を求められていることがわかる。
その会話のやり取りのあいだに、本条恵美が考えをまとめていた。
「谷崎家の3人のうち、麗さんが催眠、初音さんがマッサージ。この二人の特技は、メスイキに関係があるのはわかる気がします。では、谷崎綾子さんの特技は、どのようにメスイキと関係しているのか。綾子さんは料理が特技なんでしょう?」
「初音が写真撮影が得意なのと同じで、綾子さんの料理は本当の特技じゃないんだ」
隆史はそう言ったが、谷崎綾子がどんな特技を持つのかは説明しなかった。
「燕杏の性感帯開発に、麗の〈神眼〉の暗示と、初音の前立腺マッサージや全身のマッサージ。それでダメなら俺と恵美かや」
「隆史様は私とはしてくれないということですか?」
「媚薬を使って、オーラルセックスで燕杏に俺の精液を飲ませてみるのは危険だと思う。龍之介さんが先代当主の俺の父親、雅樹の精液を飲んだ記録は2回、椿さんが龍之介さんを宥めて初音を妊娠し、綾子さんが龍之介さんを宥めたときは麗を妊娠している。男性が檜垣当主の精液を飲んだら、理性を無くして猛り、欲情の発作みたいなことになるらしい」
本条恵美はそこで直感的に嫌な考えが頭をよぎった。
「隆史さん、まさか、私を一緒に湯治場に連れてきた理由は、燕杏さんがそうなったときに、私が燕杏さんを宥めるということですか?」
「そうなるのも覚悟しておいてくれ。俺の精液と親父の精液では効果の強さは俺のほうが強いから」
「宥めるとは何をするんですか?」
「限界まで搾り取る」
隆史はそう言い切った。
檜垣家の湯治場。
その温泉を先祖代々、ずっと守り続けている谷崎家の一族は治療者の役割を任されて檜垣家から保護されてきた。
檜垣の当主は毒物への耐性があり、またはそれを補う秘技を身につけている。隆史のように、かなり強い耐性を持つ当主ばかりではない。
先代当主の雅樹は〈神眼〉の自己暗示で毒物を体内で中和させることができた。隆史は自己暗示ではなく、中和する力を高めるために死にかけるほどの猛毒を服用し、高熱を発した状態で谷崎家の女性たちの宥めを受け中和する力をさらに引き出す荒療治に成功した。
谷崎家の女性たちの役割は温泉の維持管理だけではない。檜垣当主の欲情の発作を身につけた特技を使い、身を捧げて鎮静化させ、発作鎮静後に当主の疲労と衰弱を癒して回復の手助けをする。温泉もそのための施設である。
後継者を妊娠させるために檜垣家当主の精力を限られた時間のあいだのみ、絶倫の極みの状態にする欲情の発作。
その精液を子宮で受け入れ、欲情の発作が鎮静化、または当主が意識を取り戻せるところまで、大量に射精させるだけでなく、射精をともなわなくとも絶頂させ続ける。
ただやられるだけの檜垣家に捧げられた女性たちと谷崎家の女性たちが異なるのは、檜垣家当主の命を欲情の発作で失われるのを阻止するという役割を任されてきたからであった。

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