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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 25

別荘から隆史が出てきたのは、五人と愛人契約を無断で結んだ援助交際グループのメンバーをおしおきするためだった。中島理紗子と本田綾の警告を無視して、大金を集めておいて姿をくらました女がいる。
愛人契約をした男たちは損害賠償を〈パンドラ〉のオーナー、島田理紗子に請求。隆史がそれを丸ごと肩がわりして話をつけた。
姿をくらまして見つからないのは、隆史の別荘のように人目にふれないところに隠れているか、人の多いところで潜伏しているかのどちらかだ。
主婦や大学生、それに今回、援助交際グループに入って愛人契約で大金を持ち逃げした元AV女優ソープ嬢は、ある宗教にはまっていた。
「御布施を今までしっかり行った吉川さんには、神の子を授ける儀式に参加していただきます」
吉川愛海(まなみ)は幹部に教団の応接室で説明されて、目を輝かせて「ありがとうございます!」とよろこび頭を何度も下げた。
五人と愛人契約を、短期間で契約した吉川愛海の体つきや顔立ちを、応接室の監視カメラの映像をノートパソコンを通して自室でながめている初老の教祖がよだれをたらしそうな顔でながめていた。
北川天(てん)という名の教祖と神聖なる儀式としてセックスして妊娠し、生まれた子が宗教を世界に広める偉大な使徒となると洗脳された信者たちと、セックスを楽しんでいる教祖だ。
経口避妊薬を事前に儀式の流れとして選ばれた信者には飲ませているので、妊娠の可能性は低い。
本人の意思で、おたがい同意の上でセックスしているから強姦で訴えられることもない。
信者があとで自殺しようが無関係だと言い切れば、警察はそれ以上捜査はすすめられない。
吉川愛海は、隆史が見れば全身美容整形をした期間限定のメンテナンスに金と時間がかかる作り物の美人にすぎないと言うところだが、教祖北川天にはそうしたこだわりはないようだ。
隆史が目をつけて潜入させてあった宗教団体の女性幹部のひとりから、吉川愛海が多額の御布施を持ち込んだ情報を得ていた。
隆史とセックスして、隆史こそが本当の教祖であると勘違いしている女幹部の倉持志織も、隆史の愛人の一人。
隆史は志織から宗教団体の手口のすべてを聞き出して把握していた。
法律が改正され暴力団を排斥した結果、グレーゾーンで荒稼ぎするやつが増えた。以前は暴力団の資金源として目をつけられ搾取されてしまうので淘汰されていた。
催眠療法をアレンジした睡眠薬を使った洗脳。それが宗教団体の裏の手口だった。
誰が何を信仰しようが隆史には興味はない。

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