PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 238
 240
の最後へ

媚薬の罠 240

隆史は言った。
「燕杏は麗花(リーファ)の感じているメスの悦びをまだ知らない。麗花が燕杏を俺にあずけたのは、麗花が燕杏に教えられない世界を感じさせるためなんじゃないかって俺は思ったんだ」
徐麗花(シュィリーファ)は上海マフィアから燕杏を引き取り、ボディーガードと身の回りの世話をするのを命じて連れ歩いた。二人きりの時には手下のように燕杏に接することはなく、姉妹のようになりましょうねと言って笑いかけてくる。
隆史の専属メイドとして徐麗花が燕杏を一時的に手離し、派遣したのは、徐麗花と檜垣家当主の同盟関係の友好の証でもあるが、徐麗花なりの愛情なのかもしれないと、隆史の意見を聞いて燕杏は感じた。
燕杏は徐麗花に対して、セックスの相手や性的な奉仕を命じられたことはない。隆史が徐麗花に手を出した時に、内心では隆史に嫉妬したことを、燕杏は隆史に告白した。徐麗花は豪華客船の最上級の客室で隆史に犯され、燕杏がその後始末をした。
ベッドの上で身を投げ出して目を閉じて眠っている徐麗花は、薔薇を散らしたように無惨で、それでいて艶かしく美しい。頬はうっすらと染まり、わずかに開いた唇からは、今にも切なげなあえぎ声がこぼれそうに思える。
(何をどうすれば、麗花様をこんな状態にできるんだ?)
「そうね、1時間で私を満足させらるかしら。できなかった時は、燕杏、檜垣隆史を痛めつけて海に捨てなさい」
「うーん、それだけあれば、なんとかなるかな」
隆史は徐麗花に手を引かれて、最上級の船室に入っていく姿を燕杏は離れて監視していた。
一時間後、すでに隆史の姿は船上には見当たらす、船員に確認してみると、20分ほど前に船から降りたことがわかった。30分から40分で徐麗花を犯して、隆史は立ち去っていたのだった。
「私の完敗よ。あの檜垣隆史という男は何者なのかわからないけれど、ねぇ燕杏、まだまだ世界にはすごい人がいるものね」
徐麗花が自分の負けだと認めて、隆史を「すごい人」と誉め上げていた。
燕杏は徐麗花にそんなふうに誉められ認められてみたいものだと、船上で一人で海をながめながら思った。
「ようやく、私は檜垣隆史の秘密を知ることができましたが、麗花様に報告するには、隆史様にまだ知らない悦びとやらを教えてもらう必要がありそうです」
「燕杏さん、知らないほうかよかったって思うかもしれませんよ」
本条恵美が小声で燕杏に耳打ちしてから、隆史ににっこりと笑ってみせた。
隆史の媚薬は、過去の性体験の記憶と現在進行している愛撫の感触などがなまなましくつながる。それで快感が増幅する。隆史の精液は、体が反応する。記憶というなら体が本能的に秘めている性の快感の記憶がよみがえるという感じである。
燕杏は遺伝子的な部分では、性染色体のXがひとつ多く、XXYとなっていて、さらに成長期に女性ホルモンの分泌がかなり多く、体にあたえた影響から乳房も自然にあり、女性化している。クラインフェルター症候群でも、特異な症例といえる。これほど顕著に女性化はしない。
クラインフェルター症候群とは別の性染色体異常が原因のターナー症候群というものがあり、XXという性染色体のうち片方が部分的に欠損したり弱いため片方のXのみ機能するというものがある。こちらは性器は女性器が形成される。また性染色体がXYでも、Yの遺伝子が欠落したり異常があればXのみ機能して女性器を持ち生まれてくる、

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す