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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 237

「どうしても檜垣家を継ぐ人が必要なら養子をもらってもいいと思うし、昔みたいに檜垣家が暗躍しているわけじゃないから、滅びても困る人はあまりいない気がする。だから強引に子作りする必要はないと思うんだけどね」
隆史は檜垣家の先祖は陰陽師だった伝説から、檜垣家に仕えていた女性たちが忍者として活躍した話などもしながら日本の歴史で檜垣家が暗躍してきた結果、莫大な財産を持つことや、現在でも権力者としての実力を持つことも説明した。
「本条さん、隆史様の話は本当ですか?」
「信じられないかもしれないけど、本当の話よ」
本条恵美は元公安の潜入捜査官だったが、政治家や資産家が集まる銀座のクラブを潜入捜査していた。しかし隆史の命令で、公安は捜査から手を引いた。本条恵美はその捜査を最後に公安を辞め、隆史が資金提供してくれたので、探偵に転職した。
その時の話を本条恵美は燕杏に聞かせた。総理大臣でも隆史が命令すればラブホテルに呼び出されても、文句も言わず来る、と。
燕杏は、とんでもない人物に仕えるメイドになってしまったと把握した。
徐麗花と檜垣隆史との間をつなぐために組織から派遣されてきたが、徐麗花は檜垣一族についての情報を知っていて派遣したとすれば、重要な役割を任されたことになる。
隆史と徐麗花が敵対すれば、徐麗花の組織は日本から撤退するだけでは済まないだろう。
隆史が檜垣家当主の立場を隠し子に譲り、先代当主の雅樹が隆史が生まれてからは恋人の龍之介と遁世して暮らしたように、自分も遁世しようと考えていたらしいことは燕杏も事情を聞いてわかった。
燕杏からすれば、隆史はすでに自由気ままに生活しているように思える。裕福なので、給料をもらうための労働することもない。すでに多数の愛人がいてセックスする相手に不自由することもない。
「もしも、隆史様が子供を産ませるために牝奴隷としてのメイドがご希望ならば、私は不適任です」
「あのさ、燕杏、実家に帰らせていただきます、みたいな感じで言われてもちょっと困るよ」
「しかし、隆史様、私は隆史様の子供を産んでさしあげることはできない体です」

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