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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 234

隆史とセックスしたことがある愛人の本条恵美は、谷崎綾子が隆史とのセックスした快感を10年経過しても忘れられないでいるという気持ちは容易に想像できる。
(他の男と結婚したいとは思えなくなるわよね、隆史さんとしたことがあれば)
本条恵美には、谷崎家の後継者問題の根っこは、どうやら隆史にあるらしいことがわかってきた。
隆史は初音か麗が腹違いの妹ではなかったので、がっかりしているようだが、初音と麗はうれしそうだ。
近親婚で腹違いの兄妹がセックスしても日本の法律には特に刑罰があるわけではない。本条恵美には法律の知識がある。日本においては、近親相姦それ自体を罰する規定は明治時代に消滅している。近親相姦を罪とする刑罰規定はもはや存在しない。
結婚となると、近親婚ではいとこまでとなっている。
隆史は腹違いの妹がいれば財産分与して、そのかわりに当主の立場を押しつけてしまおうと考えていたようだが、ふたを開けてみれば谷崎龍之介の娘たちだったことが判明して、隆史と結婚できることがわかっただけだった。
DNA鑑定をするまでもなく、たしかに先代当主の雅樹が隆史の愛妾になったときに極上のマッサージをする姉と、催眠で隆史のかわりに人を動かせる妹を残した。ついでに、料理上手な隆史よりちょっと年上の綾子も残した。
3人は先代当主の生きた遺産といえる。
父親が残した湯治場と3人の女性を、隆史は檜垣家当主として受け取りに来たような感じになってしまった。
湯治場への出資は継続。3人の女性たちは湯治場に住み続けることも、故郷から離れて暮らすことも自由。3人が温泉宿運営をやめるなら、どこかの会社に運営を委託するしかないが、3人とも湯治場を隆史のために維持するつもりらしいことがわかった。
本条恵美は隆史の他の愛人たちについても全員ではないが把握しているので、この村にたとえば倉持志織と信者たちを移住させて運営させれば観光地にもできることもわかる。また隆史がこの村に暮らすといえば、銀座の島田理紗子はあっさり銀座から離れ、この村に酒場を作るかもしれない。
「先代当主の謎は解けた。あとはのんびり温泉に入ってくつろぐとするか」
隆史は本条恵美の顔を見て、にやにやしていた。
「燕杏も一緒にせっかく混浴なんだから入るぞ」
隆史がにやけているということは、なにかやらしいことをする気なんだろうと本条恵美は思う。
隆史の旅の目的の半分は、先代当主の雅樹が残した生きた遺産である3人と10年ぶりに再会すること。
もう半分は、愛人の本条恵美と徐麗花からあずかっている燕杏の慰安旅行のつもりだった。
隆史自身も、湯治場の湯や綾子の山人料理で気持ちや体を癒してもらうつもりで来ている。
もちろん谷崎家の女性3人も隆史に嫌な思いをさせるつもりはなく、10年ぶりに来た湯治場で楽しんでもらいたいと思っている。
隆史は5人の美人と、どうやって楽しむかに頭の中を切り替えることにしたようだ。
隆史より歳上の三十代後半の熟女、谷崎綾子。
着物が似合う二十五歳の若女将の初音。
隆史を10歳の頃から慕い続けている二十歳の麗。
普段は凛々しい探偵だが脱げば手触りの良いもち肌の二十代後半の未亡人、本条恵美。
遺伝学上では男性だが、クラインフェルター症候群により美貌とスタイル抜群の女体に男性器を持ち合わすメイドの燕杏。
この5人の美人のうち、処女なのは初音と麗の姉妹。
初音は性感マッサージのテクニシャンで、麗は見つめた相手を催眠状態にできる。普通のうぶな処女のようにはいかないだろう。
また女性器を持たない燕杏とのセックスは、どのようにすれば燕杏が悦びに満たされるのか。
立ち上がった隆史は5人の顔を見渡して「全員、本気でかかってこい!」とよくわからないことを言って宴会場がわりの和室から一人でさっと出て行ってしまった。
それを聞いた残された5人は、全員少し困ったような表情でおたがいの顔を見渡した。

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