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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 223

隆史の今回の旅の目的の半分は達成した。
谷崎麗の特技の謎を解くこと。
谷崎麗の催眠の特技でも、発作が起きて荒淫の獣のようになってからでは制御は不可能だとわかってしまった。
強力な自己催眠によって勃起しない体を先代檜垣家当主の雅樹は作って、欲情の発作から逃れようとした。
谷崎麗よりも強力な催眠を使う雅樹でも、欲情の発作を10年間封じたことで、逆に強い反動が起きたのだろう。
谷崎麗の催眠の特技は、隆史の父親ゆずりなのかもしれない。隆史に対しての催眠の記憶操作は15年で解けた。
(麗と俺は、異母兄妹なのかもしれないな)
隆史はそう考えながら、宿泊している旧谷崎家に戻った。
奥の座敷にふとんが3セット並んで敷かれており、右のふとんに本条恵美、左のふとんに燕杏が眠っている。
催眠にかかって二人が戻り、どこのふとんで寝ていてもいいはずなのに、しっかりと真ん中のふとんは隆史のためにあけてあった。
隆史がどちらのふとんでも夜這いがかけやすい、逆に本条恵美や燕杏から隆史を誘いやすいふとんの寝場所を本人たちがよく考えていたことがわかる。
隆史は真ん中のふとんに潜りこみ今夜は眠ることにした。
二人のどちらかに夜這いをかけても、今夜は谷崎麗がかけた催眠で眠らされているので、目を覚まさない、または意識はあっても体が動かせない金縛り状態になるかもしれないと隆史は判断した。それではつまらない。
谷崎麗は、隆史が夜這いをかけそうな自分以外の女性全員を眠らせた。それは隆史といちゃいちゃしている行為を誰にも見られないようにするためかもしれないし、隆史が自分といちゃいちゃした直後に誰かに手を出さないようにするためかもしれない。
本条恵美や燕杏が、どんなに武術や格闘技を身につけていても、催眠にたやすくかかってしまった。
翌朝、隆史が起床した二人から、同じ夢をみたと言われ、「夢じゃない、本当に全員集められた」と説明しなければならなかった。
「催眠は訓練すれば身につけられる技術なのですか?」
燕杏は興味を持ったようだ。
「他人にかけるのは、基本的にはかけられるほうも協力すればできるけど、俺の親父や麗みたいに、隙をついて催眠状態にして暗示をしかけるのは難しいかな。自己暗示はヨガとかでもイメージトレーニングや瞑想で使う方法だと思うけど」
本条恵美が不安になって
「そんな、人がそんな簡単に操られるなんて」
と隆史に言うと「操られているというよりも、自分でそうしているというほうか近いかも」と隆史は説明した。
爆発しろ、とか、消滅しろ、と暗示をしかけられても、具体的にどうすればいいか、かけられた人が思い浮かぶことしか行動できない。
暗示は、かけられる相手が実行できる内容で具体的にイメージできることが適している。
ただし、感情に関する内容は具体的に指定しすぎると、相手にストレスがかかりすぎてしまうこともある。
例えば「楽しい」と短い言葉で伝えれば、相手が勝手に楽しかった記憶をたどり、想像して「楽しい」と感じる。

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