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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 219

谷崎綾子は正座して頭をすりつけそうな下げかたをしているし、谷崎初音は涙目で手を合わせて燕杏を見ている。
「隆史様、綾子さんは隆史様のことを気づかって食事を用意したわけですし、初音さんも隆史さんが女性を何人もお相手して疲れないように気づかいでなされたことだと思いますから、お二人を許していただけますか?」
「燕杏がそう言うならしょうがないな」
隆史はそう言ったあと、黙って様子をうかがっている麗に声をかけた。
「綾子さんと初音の特技はよくわかったけど、麗の特技はなんだ?」
「あたしの技は完璧だわ。隆史さん、なんでいきなり湯治場に来たいと思ったの?」
「わからない、最近、ちょっと疲れ気味な気もするし、俺より疲れてそうな二人に温泉でのんびりしてもらいたいなって思ったんだけど」
「隆史さんは、綾子おばさんや初音に私の技を聞き出そうと思ってるかもしれないけど、本当のことは知らないから無駄よ」
「麗、ヒントをくれる気になったのはなんでだ?」
「燕杏さんが勇気を出して、自分の秘密を隆史さんに話したのを見て、感動したの」
探偵の本条恵美が麗に言った。
「つまり10年前の全員の記憶がまちがっている?」
「正解。さすが探偵さん、隆史さんよりも直感が鋭いみたいね。ちなみに燕杏さんが姉さんを襲ったのは、姉さんのマッサージを受けたら、そうなるようにしておいたからなんだけどね」
本条恵美の顔がこわばった。
そうなるようにしておいた、と麗は言った。
「隆史さんと探偵さんが旧谷崎家に露天風呂から引き返してきたのは予想外だった」
「恵美、目を閉じろ!」
隆史が自分は先に目を閉じておいて恵美に言った。
「隆史さん、やっぱり気づいてたんだね」
麗がそう言った途端に、隆史以外の全員が眠りに落ちた。
「隆史さん、やっぱり気づいてたんだね」と麗が言ったら眠ると暗示がかかっていたからだ。
「みんな眠らせた。あとは勝手に自分たちの寝床にふらふら帰る。隆史さんとあたし以外はね」
隆史はそれぞれが黙って帰っていく音を聞いていた。
「10年前、俺の記憶を封じこめて、自分の技がなにかを隠したんだな」
「ええ、催眠で人の記憶をすり替えたり、忘れさせたりすることができるの。谷崎家の女がみんなできるわけじゃなくて、谷崎家の後継者のみだけどね」
「10年間、あたしは約束を信じてあなたを待っていた。さっき、目を閉じろって言ったのは、あの夜のことを思い出してくれたのね」
あぐらをかいて目を閉じている隆史に麗が両膝をついて抱きつき、隆史の耳を舐めて囁く。
10年前、隆史を金縛りにして、本当は枕元にランプが灯されているのに、隆史には真っ暗だと思わせておいて10歳の麗は仰向けに寝そべる隆史の股間のものをぺろぺろと舐めていた。
隆史の左右の隣にはまだ15歳の初音と29歳の綾子が媚薬を使ったセックスで疲れてぐっすりと眠っている。
自分だけ仲間外れにされたと思った麗は、寝たふりをして綾子と初音の二人が隆史の眠る旧谷崎家に夜伽に行ったあと、そっと隣の部屋に忍び込み、襖の隙間から三人の性行為を覗きこんでいた。
綾子と初音が絶頂して果てたあと、隆史は隣の部屋の息を殺したような気配に気づいていたので襖を開くと、寝間着浴衣のままオナニーしていた麗と隆史は目が合った。
「あの一瞬であたしはこの技が使えるようになった」
隆史の股間をまざぐり、勃起したものをつかみ出すと、身を屈めて成長した二十歳の麗がゆっくりと隆史のモノを咥えた。

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