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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 217

初音は少し汗ばみながら一生懸命マッサージをした。
「マッサージ終わりました、お疲れさまでした」
燕杏のそばで正座をして初音が声をかけた。
燕杏が立ち上がり、正座して見上げている初音の両肩をつかんで押し倒した。
「えっ……あっ……んっ!」
初音の唇が奪われ、ユニフォームの上から乳房のふくらみが揉まれた。
初音は燕杏の体を手で押し退けようとするが、燕杏はうまく体重をかけているので初音は逃げられない。
「ああっ、隆史さん!」
初音が叫んだ。
燕杏の首を、本条恵美が柔道の送襟絞のように頸動脈を圧迫した。10秒ほどで燕杏は気絶した。
「ふたんからこういうことをする奴じゃないんだが、何をしたんだ?」
「マッサージをしたら急に押し倒されて」
「うーん。とりあえず燕杏が暴れないようにしたいんだけど、初音、荒縄とか手錠とかないか?」
「急いで、ずっと気絶させておきたくないの!」
「はい!」
初音が走って、自分の家から撮影用の荒縄と手錠を持ってきた。
隆史が鼻歌を唄いながら燕杏を浴衣の上から亀甲縛りにしていく。
「ん、うわっ?」
「どうしたんですか?」
「いや、なんでもないよ。うん、問題ない」
隆史は燕杏を亀甲縛りにして、左右の足首を手錠でつないだ。初音は縛り上げられた燕杏を見て、ぞくぞくしてしまっていた。
「よし、恵美、燕杏を起こしてやれ」
本条恵美が燕杏を仰向けにして、足首を頭より高い位置に上げて少し待った。血流が脳に酸素を送る。
「うぅっ」
「おっ、気がついたか燕杏」
「隆史様、これは何があったんですか?」
「こっちが聞きたいところだ。露天風呂に行く途中で、旧谷崎家に来る提灯明かりが見えたから戻ってみたら、燕杏が初音を襲ってた。恵美が締め落として、暴れないように縛り上げてみたわけだ」
初音のマッサージを受けている途中から記憶がなかった。
「酔っていたのでおぼえてませんって、そういうのではない感じだな」
「隆史さん、縄をほどいて下さい」
「んー、どうしようかな」
隆史がそう言いながら、片膝をついて畳に転がされた燕杏の頬を撫でる。
「ほどいてもいいけど、それは初音にまかせる。俺たちはちょっと綾子さんに話を聞きに行ってくる」
「え、あ、隆史さんっ!」
「ふふふっ、燕杏さん、とてもきれいに縛ってもらいましたね」
「あ、やばいな。今すぐほどく。一緒に話を聞きに行くことにしよう」
「そんな……せっかくきれいなのに。もったいない」
初音はそういう趣味があった。まして、押し倒されたときに燕杏の勃起したモノが体にふれていたので、初音は燕杏の体の秘密に気づいている。
「初音、俺が今度遊んでやるから我慢しろ。いいな?」
「わかりました。私も一緒に行ってもいいですか?」
「うん、四人で押しかければ話すかもしれないな」
隆史は亀甲縛りにした浴衣姿の燕杏の縄をほどいた。
温泉村には街灯はない。
露天風呂までは神社のように石畳の道が作ってあり、途中に石灯篭がぽつぽつぽつと置かれてある。
灯篭の中にライトが仕込んであり、夜中でも露天風呂まで行き帰りは迷わずに歩ける。
逆に村の中で、夜に出歩くときは雰囲気作りで提灯を下げて足元を照らしながら歩く。
旧谷崎家から宴会所かわりの村長の家、谷崎綾子が住んでいる家に向かっていると、途中で谷崎麗に会った。
「あれ、初音、みんなもいるの?」
「麗こそ、どこに行くつもりだったの?」
「あたしは露天風呂に、って、隆史さんどこに行くの?」
「ちょっと、綾子さんのところに」
「これは横溝正史の小説だったら、綾子叔母さんは殺害されていて、犯人はここにいる誰かっていう展開だよね」
「それなら、隆史さんが金田一耕助ですね」
本条恵美と谷崎麗は妙に気が合うところがあるようだ。

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