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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 203

「事情はわかったから、うちの組織が迷惑をかけたから、隆史くんの逆鱗にふれたんじゃないかって、ちょっとこわいの。だから、気になって日本に行こうと思ってたんだけどね。隆史くん、私の声、聞こえてるんでしょう。うちの大切な燕杏ちゃんがメイド服で一生懸命ご奉仕するから、それで許してくれない?」
「しょうがないなぁ、うん、それでいいよ。でも、組織の仕事は誰が仕切るの?」
「小峰勝に闇カジノを、村山……じゃなくて月岡愛莉に風俗店を任せます。燕杏は二人のサポートと隆史くんの担当ってことで、いいわね。おそろいの下着とメイド服はもう送ってあるから。私は明日からちょっと、ボホールビーチクラブに行かないと行けないから忙しいの」
「……リゾート気分を満喫って感じじゃんか」
「そうでもないのよ、振り込み詐欺のグループが勝手にうちの組織の人間のふりをして調子に乗って豪遊してるらしいから、お仕置きに行ってくるの。じゃあ、隆史くん、燕杏のことをよろしくね」
お仕置きとは何をする気なのだろう、と画面を見つめる三人に、笑顔でひらひらと手をふっていた徐蓮花の通信がプチッと落ちた。
フィリピンから日本に電話をかけて振り込め詐欺をして稼いだ金で「豪遊していた」連中がインターポールに逮捕され、すぐに日本に移送してもらえず、フィリピンの刑務所に入れられたあとも、刑務所の中で囚人のボスから虐待され、強制的に振り込め詐欺を続けさせられた。"元締め"徐蓮花のお仕置きは一年や二年では終わらない。
村山綾乃の身代わりにされた本物の月岡愛莉は、手足を切断された人豚となってオークションで落札された。
輸入雑貨屋でジャンキーなだけではなく、月岡愛莉がフィリピンに行かせた連中が振り込め詐欺の電話を日本にかけていて、田中稔が集めた連中が警察のふりをしてカードをあずかり、その場でスキニングして「問題ありません」と返却する。
コピーカードを作るとハッカーの寺山修がデータを解析して暗証番号を知ると、カードを海外で使う。
買ったブランド品などの品物を日本に送らせ月岡愛莉が売ったり、質屋に流したりして現金化する。
その金で月岡愛莉は闇カジノでギャンブルをしたり、違法薬物を田中稔から買ったりしていた。
現地の詐欺グループの連中は田中稔や月岡愛莉からの連絡が途絶えると、コピーカードで豪遊していた。
小峰勝はその連中を逃亡先で見かけていた。態度の悪い中国人がいると現地の商売人たちは眉をしかめていた。
俺たちは徐蓮花の組織のメンバーだと金をばらまくように豪遊していた。
徐蓮花は現地に到着すると、二人分の日本行きのチケットと月岡愛莉名義の精巧な偽造パスポートを渡してフィリピンから二人を逃がした。これはインターポールが、捜査員を偽名で現地に行かせるときに使う偽造パスポートと同じところで作成された物である。
インターポールが詐欺グループを逮捕するのに巻き込まれないうちに小峰勝や村山綾乃こと月岡愛莉(偽者)へ「急いで日本に帰りなさい」と言った。
帰国してみると田中稔と幹部の鄭虎は逮捕され、風俗店と闇カジノは閉店していた。
乱行パーティーの翌日から、燕杏は闇カジノを閉店状態にしてある。乱行パーティーの参加者たちの誰かが週刊誌の記者に話をしたらしく、燕杏にインタビューを申し込んできた。もちろん、燕杏は断ったが闇カジノは閉店させておくことにした。
鄭虎の指示で田中稔が週刊誌の記者に乱行パーティーが行われていると話したことが後日わかった。

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