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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 201

隆史と待ち合わせの予定の田中稔が、風俗店に立ち寄り、店で待機している鄭虎に「使いますか?」と売れ残りの薬物を持ってきた。
鄭虎は安めに買い取ってやった。デリヘル嬢にクスリを使って弄ぶ気だった。燕杏にはもっと上質の薬物を用意したいと鄭虎は思った。
待ち合わせ場所のマクドナルドで田中稔に燕杏が田中稔にすれちがい「さよなら」と囁いた。
その時は店内にマトリの捜査員たちが待機していて、燕杏の立ち去る後ろ姿を呆然と立ち止まった田中稔が逃げられないように、席から立ち上がり囲みつつあった、
田中稔がいつか逮捕されるとは鄭虎も思って警戒してはいたが、鄭虎が燕杏の代わりに留守番をしている期間を狙って、マトリが捜査令状を持ってデリヘル店の事務所に踏み込んできた。
燕杏に店で働いているデリヘル嬢から辞めたいと電話で相談があり、シャブを打たれたと言っていた。
その情報から六時間後には鄭虎は逮捕され、もちろん尿検査から薬物の反応が出た。
鄭虎は田中稔が俺をはめたのかと疑ったが「弁護士を呼んでくれ」とだけ言い黙秘を続けた。
鄭虎が金で動く弁護士を呼び相談するのは燕杏にはわかっていたので、隆史が同じ弁護士に鄭虎にレイプされた女性の弁護費用を出して先に依頼しておいた。
弁護士は鄭虎に面会して、女性に訴えられていることを告げ、示談金を払うか質問した。
「くそっ、気持ちいい思いをしたくせに、組織の幹部の俺を逮捕させやがって、証拠もないのに訴えてるのか?」
本条恵美、元公安の捜査官が深夜に燕杏と一緒に風俗店の控え室や事務所に機材を仕掛け、防犯目的ということで自動で盗撮、盗聴をしていたので証拠はそろっている。
鄭虎が田中稔から薬物を受け取り、後日、女性に覚醒剤を打ち、さらに自分も打っている様子まで記録されていた。
デリヘル嬢は燕杏の指示に従い、ピルを服用していたので妊娠の心配はない。
被害者女性の証言通りの証拠がそろっている。
鄭虎が女性に暴行後にデリヘルの料金を胸や腹の上に乗せて「料金は払ってやったからな」と言って笑い声を上げている様子も記録されていた。
これは被害者女性は薬物で意識が朦朧としていて覚えていなかったが、動けるようになってから金を回収して、本当の店長である燕杏に全部渡している。
そのため燕杏が店からも被害届を出して示談金の交渉に弁護士を行かせた。女性の慰謝料として罰金100万円というルールがある。さらにマトリの捜査に協力し、営業できなかった分の損失額も上乗せした金額が、鄭虎に告げられた。
「おい、矢崎、てめぇも燕杏と組んで俺をはめたのか?」
弁護士の矢崎は憐れむような表情で鄭虎を見ていた。
「檜垣隆史という方の名前をご存知ですか。この国で檜垣の当主に逆らうことは徐蓮花の組織の幹部でも不可能。身に覚えがないかよく思い出して下さい」
「は? 何の話だよ」
初老のベテラン弁護士の矢崎はため息をついて席を立ち、面会終了を職員に告げた。

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