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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 185

「なるほど、血はつながっていない兄妹みたいな関係というわけなんだね。小峰勝、この姑娘とセックスしたいんじゃない?」
「そういうことじゃなくて、うまく言えないんですが」
小峰勝が父親の不倫していた相手を探し出して訃報を知らせたのも、綾乃に再会したかったからではないか。
綾乃が人豚にされかかると、身代わりのジャンキーまで用意して、さらに燕杏まで巻き込んで必死に綾乃を逃がそうとしているのも、小峰勝がずっと子供の頃から綾乃に恋をしていたからだと燕杏は考えた。
「させてあげるよ。でも、この姑娘には小峰勝と私の二人を相手にしてもらう。これが最後の三つ目の条件だ。どうする?」
小峰勝が目を閉じて考えている間に「私はそれでいいですよ」と小峰勝より先に村山綾乃が燕杏に答えた。
なりゆきで男性二人を相手に綾乃ひとりで相手しなければならなくなった。
綾乃は今まで3Pなんてしたことはない。
小峰勝は驚いた表情で綾乃を見てから、思わず苦笑して頭を掻いた。
「シャワーを浴びてきます」
小峰勝がソファーからゆっくりと立ち上がり、脱衣場に向かった。
(そうだよなぁ、生きるか死ぬかのときになりふりかまってられないだろうしな)
頭から熱めのシャワーを浴びなから、小峰勝は村山綾乃が二人を相手にセックスするのを了承した時の表情と声を思い出していた。やってやります、という感じの気合いみたいなものを小峰勝は感じた。
小峰勝の筋肉が盛り上がった肌の上を湯の粒が弾ける。大きな岩のように逞しい体つきをしている。湯が流れてゆく首も太く、腿も筋肉が束になっているのがはっきりとわかる。
小峰勝よりも手も顔もずっと小さく華奢な綾乃が、生き残るために必死にできることはやってみせると、燕杏に度胸を見せつけたのを、とても凛々しいと小峰勝は感じた。
小峰勝がなぜこんなに逞しい体つきをしているのかは、元刑事だからというわけではない。
父親の源一郎は、勝の母親以外にも知る限りで八人の愛人がいたが、本妻の小峰真由美もふくめ、綾乃の母親である静香以外の愛人たちは、武道の達人である。
琉球空手、日本拳法、合気道、柔道、新体道、天道流薙刀術、ルースカエサンボ。それぞれ極めた武道の達人の女性たちに源一郎が「俺とはちがって息子には才能があるから鍛えてくれ」と頼んだ。
母親や父親の愛人たちはそれぞれ美しい女性たちなのだが、全員、芯の強い女性たちで、もともと気が優しい勝を、厳しく愛情を込めて育て上げた。
警察官を三年間で辞職したあと、修行の旅に出ていた時期がある。インドのヨガの達人の美しい女性は、小峰勝は傭兵に向いているかもしれないとベッドで笑って言った。これが小峰勝の初体験で、セックスを覚えたのは遅めといえる。
ただし、普通のセックスというよりも、ヨガの修行としてのセックスだった。
初恋はいつだったのかと言われてみれば、たしかに七歳の頃に綾乃と手をつないで歩いたときのような気がする。
燕杏には中国拳法の心得があり、小峰勝が本気でやりあえば尋常ではない強さであることは見ただけでわかった。

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