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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 176

男性の胸は胸筋の上に少量の皮下脂肪があり、その上に皮膚があるだけなので平坦で膨らみがない。
乳首・乳輪のすぐ下には男性でも乳腺組織があるが、小さいために指でつまんでも良く分からない程度なので、母乳を作る機能はない。
しかし、17歳になった燕杏は、医師から女性化乳房の状態だと診断された。
男性に乳房ができる女性化乳房の状態には、真性女性化乳房と偽性女性化乳房がある。見た目はどちらも似ているのだが、多くの場合は医師の問診と触診で区別ができる。
偽性女性化乳房は、太って皮下脂肪がついた結果、男性なのに女性のように胸が膨らんでしまう状態。
真性女性化乳房は、女性のバストと同じように乳腺が発達し、男性でも胸が膨らんだ状態になる。また乳腺の周りには皮下脂肪も増加していく。
燕杏は真性女性化乳房と診断され、また血液検査からクラインフェルター症候群であることが判明した。
日本には「男の娘」という俗語があるが、燕杏は「偽娘(ウェイニャン)」と呼ばれた。
呼んだ奴を燕杏は容赦なく叩きのめした。
筋力の発育は女性傾向で同年代の男子よりも劣っている。だが徹底的に相手を殺してしまうのではないかと思うほど叩きのめす徹底的な凶暴さは、見た目の女性的な美しさとのギャップもあり、かなりおそれられていた。
喧嘩が強い変わった奴がいるという噂は燕杏は気にしなかったが、それなりに名家の家族は気にして、上海に治療と留学と理由をつけて故郷から離れさせた。
髪型はスキンヘッドにしていて、美しい顔立ちと艶かしい腰つきで、すらりと背丈があり、胸はブラジャーが必要なぐらいのふくらみがある。しかし、股間にはペニスがぶらさがり、喧嘩となれば拳法の心得もあり負け知らずの凶暴な「偽娘」なのは上海でも変わらなかった。
その上海で徐蓮花と出会うことになる。
クラインフェルター症候群は、男性ホルモンの生成や精子形成に影響があるため、精子が確認できない「無精子症」や、精子の数が少ない「乏精子症」といった状態となりやすい。結婚後に不妊症がきっかけで病院を受診、その後にクラインフェルター症候群と診断されるケースも多い。
しかしクラインフェルター症候群であっても、精巣が発達するケースはある。
ステロイドホルモンの副作用は、女体化の進行を促進したが、クラインフェルター症候群で生殖能力が失われるのを結果的に阻止した。
射精量は平均男性よりも少ないが、勃起不全などはまったくない。燕杏は驚く村山綾乃の目の前で、自分の体を見せつけるように服を脱いでいく。
「私は男か、女か、どちらだと思いますか?」
艶然と笑いながら、燕杏が村山綾乃に質問した。
オカマと答えたら村山綾乃の顔面が崩壊するまで、かかとで踏みつけるつもりで。
「どっちでも、あなたはあなたでしょう?」
村山綾乃の答えは、燕杏にとって予想外の答えだった。

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