PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 173
 175
の最後へ

媚薬の罠 175

「小峰勝(シァォフォンション)に感謝しなさい。頭がいいから人豚にするともったいないと、めずらしく私に意見を言った。たしかにとても頭がいい」
部屋のリビングで男が電話で話していた内容は、村山綾乃を人豚にしないほうかいいと燕杏に進言していたらしい。
「しゃぉふぉんしょん?」
「日本語だとコミネマサル。元刑事」
村山綾乃は「あんた見た目より気が強いんだな」と言った男の声と表情を思い出して、目を閉じると深く息を吸ってゆっくり吐き出した。どうにか体の震えが止まった。
「あなた、度胸もある」
燕杏が立ち上がり、村山綾乃の隣に腰を下ろすと、Tシャツのすそから手を入れてきた。
ブラジャーをつけていない生乳を揉まれた。
「ふふっ、あなたもシァォフォンションが好き。苛めたくなる」
顔を近づけてきて囁くと燕杏が村山綾乃の唇を奪う。強引に舌を差し入れてくる。
(女といちゃいちゃする趣味はないっ!)
村山綾乃がキスしながら乳房を揉む燕杏の手を上から押さえた。
「あなた、立場がわかってない。私もあなたも徐蓮花(シューリェンファ)の奴隷。あなた、人豚になりたいか?」
村山綾乃が直感的に燕杏の手を押さえていたのを止めた。ここで拒否すれば、もう小峰勝に再会できずに、ダルマ女にされて売り飛ばされる気がした。
抵抗を止めた村山綾乃のTシャツを燕杏は脱がせて、全裸にした。
そして、燕杏が自分のスカートを脱いだ。
黒色のパンティストッキングの下に透けて見える真っ赤なセクシーショーツからは、女性にはないはずの勃起したモノが屹立してはみ出していた。
(ええっ、この人、女じゃなかったの?! 顔も声も、指先だって、すごく女っぽいのに)
クラインフェルター症候群。燕杏は男性だが先天的に通常2本ある染色体が3本ある。
性染色体は生体の性別を決定するもので、男性ならXY、女性ならXXの組み合わせとなっている。
しかし、クラインフェルター症候群の燕杏の性染色体はXXYとなっている。
思春期になると性ホルモンの影響で男性、女性の身体的な特徴があらわれ始める。クラインフェルター症候群でも、背が高めになり体毛が薄いといったクラインフェルター症候群でなくてもありえる特徴だけで、男性的な身体の特徴を持って成長することも多く、クラインフェルター症候群であることに本人が気づかないことも多い。
燕杏の場合は10歳の時にスズメバチに刺され、アナフラキシーショックを起こした。搬送された病院でステロイドホルモンの大量投与の処置が施され一命を取り止めた。
ステロイドホルモンには副作用として一時的にホルモンバランスが変化する可能性がある。
燕杏の場合、その後に身長がのび、体つきはほっそりとして、なで肩、指先なども細め、体毛は薄く、中性的な成長をとげた。
クラインフェルター症候群の先天的な性染色体による体の成長とステロイドホルモンの一時的なホルモンバランスの変化が、どちらも女性的な体の特徴を促進した。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す