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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 171

村山綾乃は警察から失踪したと認識されるのは、一年後になってからのことだった。密入国者が偽装結婚するまで一年間、村山綾乃としてすりかわり生活していたからだ。
村山綾乃は、自分を狙っているのが「元締め」と呼ばれている女傑だとわかっていない。
銀行のキャッシュカードをコピーして暗証番号を解析すれば、通帳記帳することで、何がその口座から引き落としになっているか、収入があるかはわかる。引き落としが問題なく行われていれば、別人が暮らしていても、親や友人でなければわからない。無断欠勤で連絡を絶つことで、別人だとはわからないまま自主退社できる。
村山綾乃は両親とは風俗嬢になってから連絡を一度も取っていない。何の仕事をして暮らしているか聞かれるのがめんどうだったからだ。
さらに、親友はいない。
つきあっている男性もいない。
もうしばらくしたら、家事手伝いのフリーターで結婚相談所でお見合いをして、稼いでくる男性をつかまえるつもりでいた。
ストーカー事件の被害者ということも相手から同情してもらえるので利用できると考えていた。
もう少し前なら取材に来た記者が別人だと気がつく。もう少しあとなら、つきあっている男性が別人だと気がつく。別人が村山綾乃になりすますにはちょうどいいタイミングだった。
宗が風呂場からベッドに洗面器を持ってきた。
「糞や小便がしたくなったらこの中にしろ。ベッドを汚したら、つらいのは自分だぞ。宗、下着、脱がせておいてやれ」
宗のシワだらけの手がパンティをずり下ろしていく。
脱がせたパンティを宗はすーはーと鼻にあてて嗅いだ。
(くっ、このじじい、本当に気持ち悪い)
パンティを宗はうれしそうに工具箱にしまっていた。
見た目がまともな老人に見える分だけ、変わったことを急にするのを見せられると気持ち悪いと村山綾乃は思う。
「うひひひひっ」
とりわけこの宗の気持ち悪いのは、この笑い声だった。
村山綾乃が我慢しきれず、洗面器にじょぼじょぼと小便をしているのを見つめて笑い声を上げる。
デリバリーヘルスの客で、小便を見せてほしいという客がいて、トイレで見せたらチップだと1万円を渡された経験があるので、金払えじじい、と逆撫でしたらまずいと思っていても、つい、にらみつけてしまう。
洗面器の中身をベッドや部屋こぼさないように宗はそっと運んでいたかと思ったら、急に立ち止まって、じっと小便を見つめている。
(まさか、じじい、おしっこ飲む気なの?)
「宗っ、早く捨てて洗面器を洗ってこい!」
リビングから様子をうかがっていた男が宗に言うと、男のほうをちらっと見てから、トイレに捨てに行った。
男はすぐにトイレへ行き、宗の様子を確認したあと、トイレットペーパーを手に巻いて戻ってきた。
「小便ふいてやるから、脚を少し開け。かぶれたりしたくないだろう?」
村山綾乃が拘束されていない右手を差し出した。
男は苦笑して持ってきたトイレットペーパーを手渡す。そのあと男は戻って来ない宗のほうを向いていた。
村山綾乃は自分で股間を拭いてトイレットペーパーを片手で小さく折りたたんだ。
ベッドの端にトイレットペーパーを置いて、股間をかくすために膝を閉じ合わせる。

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