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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 165

ストーカー事件の被害者女性の村山綾乃は、除蓮花から獲物として狙われることになった。
ただし、騒ぎが落ち着くまでは村山綾乃の周辺に記者が張りついていたので、除蓮花の指示で燕杏はタイミングが来るのを待った。
ストーカー事件の裁判が行われ判決が出る頃には、村山綾乃に取材に来る記者は姿を消していた。
風俗店の名前も「ピーチパイ」から「桃花」という名前になっていた。村山綾乃はデリバリーヘルスが閉店した、もう追われることはないと安心しきっていた。
暴力団の傘下にも入っていない犯罪グループと除蓮花の組織の力を比較すれば桁違いの力の差がある。
デリバリーヘルスの許可はすぐに申請が通った。もともと警察がリークしてきた情報から乗っ取りをかけた裏事情がある。
裏カジノから近いホテル街にあるビルに事務所と風俗嬢の待機部屋の二部屋を用意して無許可営業をしていた。
待機部屋をさらに同じビルに二部屋用意した。
ビルの管理を任されている不動産屋も無許可風俗店だったことは見のがす代わりに、少し高めに部屋を貸していた。
無許可風俗店の運営されていたのを知っていましたか、と警察から聞き込みの電話を入れさせたあと不動産屋にあと二部屋貸りるから安くしろと交渉して、契約しなおした。
風俗店の申請許可が通りにくい立地としては、学校や他の商業施設などが近いなどがあるが、乗っ取ったデリバリーヘルス店は許可が通しやすい場所にあった。
営業許可を取らなかったのは、闇カジノとの関連を探られたくなかったのだろう。
デリバリーヘルス「ピーチパイ」はホテルを利用せずに、客の自宅まで送迎していた。
近くのホテルを利用すれば、風俗嬢が次の客につくまでの時間が短縮できる。平日の昼間に空き部屋にしておくよりかは儲かると協力するラブホテルはすぐに見つかった。
「ピーチパイ」は夜間営業のみだったが、「桃花」は基本的には深夜営業は止めて夜9時をラストオーダーとした。
宿泊で風俗嬢と朝まで一緒にいるのを希望する客の対応は風俗嬢の取り分を増やし、あくまで風俗嬢の自己責任で行わせた。
風俗店の経営担当者が姿を消し、短期間で別の経営者が店名も変えてリニューアルしたが、八神渉の働いていた闇カジノは、最後の荒稼ぎとばかりに営業を続けていた。
プログラマーがストーカー事件を起こし逮捕され、そこからプログラマーに任せていた違法薬物密売サイトの売人たちに流していた覚醒剤を隠し、暴力団に格安で買い取りを頼んだり、売人にまとめて買い取らせたり、そっちの対応で風俗店に嫌がらせする余裕はなかった。
闇カジノの事務所の金庫は三つあり、そのうちのひとつに覚醒剤を保管していた。
マトリが闇カジノに礼状を持ってガサ入れに来るまでに、証拠を隠蔽しなければならない。
賭博容疑で闇カジノを摘発されるよりも、覚醒剤の密売を潰されるほうが犯罪グループにとっては痛手になる。
この犯罪グループの行っていたカードスキミング詐欺や覚醒剤の密売を暴力団は奪ったりしなかった。
覚醒剤の取引で個人売買している売人たちは、暴力団と犯罪グループのどちらとも取引をしていたが、暴力団は犯罪グループと関係がある売人との関係を絶った。
巻き込まれてはたまったものではない、と判断した。

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