PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 158
 160
の最後へ

媚薬の罠 160

すると夫の和義は「教祖様の血を継いだ聖女を私は知らずに、ああ、なんてことをしてしまったのだろう。天罰を受ける前に教祖様の祈りで神の許しをいただかなければ」と雅美の前で泣き崩れた。
雅美はすべてを捨てて逃げ出すつもりだった。
大学生の頃に北川天が雅美の銀行口座に振り込んだ金は返すつもりで残してあった。働いて稼いだ給与の残り、結婚するときに母親が用意してくれた金も残っていた。
それは、もしもの時のために持って出た。
そして派遣会社に登録して日雇いの週払いの仕事をして、北川天や夫に見つからないように居場所を変えながら潜伏し続けていた。
教祖の北川天が人前に姿を見せなくなり、病気か死んでいるのかもしれないという噂がある。マンガ喫茶で読んだ週刊誌の記事で北川天の噂を雅美は知った。
「夫の和義は、私が宗教上の理由で離婚したいと伝えれば簡単に離婚届に判を押すでしょう。しかし、それで北川天に見つかれば、信者たちに捕まり、洗脳のために監禁されたりするかもしれません。それが私はこわいのです」
八神渉は天満教の信者ではない。
「こんな私ですが、離婚することができたら、結婚していただけますか?」
「雅美さん、話してくれてありがとう。俺でよければ一生そばにいて下さい」
鬼畜な教祖の北川天は隆史の逆鱗にふれて、始末されて失踪している。それを雅美は知らない。
倉持志織によって新天満教として旧信者と志織が教化した信者たちとで、ミツバチの巣分けのように分離した。
檜垣隆史が本当の教祖で、倉持志織は教祖代理という立場を信者たちに宣言している。
吉川雅美はまとまった貯金を持ちながら、あえて質素で苦しい潜伏生活を選んでいたが、年下の八神渉に一目惚れしてしまい、逃亡生活を止め同棲生活をすることにした。
自分は北川天の娘で天満教の正統なる後継者だと、吉川雅美が旧信者たちをまとめ上げて宗教活動をすれば、倉持志織にとって脅威となる存在なのだが、吉川雅美はまったくそんな気はない。八神渉と愛し合っておだやかに暮らせればいいとだけ考えている。
子供の頃は貧しく、結婚後はそれなりに裕福だったが、父親かいないさびしさや浮気をしているうしろめたさなど、お金があってもなくても、心が満たされていなければ幸せではないと吉川雅美はよくわかっている。
「もう一回だけしませんか?」と言えずにもじもじとしていると、八神渉が体を撫で始め、キスをしてくる。
吉川雅美は胸を高鳴らせながらキスを受け入れる。
渉のペニスをしごく。乳首を舐める。渉が気持ち良さにあえぎ声をもらす。
「雅美さん、もう我慢できない」
渉がペニスを挿入して、這いつくばった雅美の尻をつかみ腰を動かし始める。
(あぁ、渉くん、もっともっともっと私で気持ち良くなって下さいっ。私は、渉くんが、好きっ、大好きですっ!)
雅美は目を閉じて、快感の中で祈るように思う。
渉が射精したのを感じた。雅美は全身が蕩けるような幸せを感じる。
(母親の恭子も、ただの女として幸せだと感じながら、私を孕み産みたいと思ったのでしょうか)
渉が放ったぬるぬるとした精液が、股間の奥からあふれてくる。渉がホテルの備品の保湿ティッシュでそっとぬぐってくれる。
(恥ずかしいけれど、嫌じゃない。ああ、私って、こんなにやらしいことしてよろこんでる)

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す