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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 148

「そうだね。鈴木さんだっけ、もし運良く樹海から出られても、裏社会に関係ありそうなところには近づかないことだね。最初の依頼主が報酬で払った金額が多いほど、依頼を失敗した奴に責任を押しつけようとするだろうから」
こくこくとまだ青ざめているが、勃起や動悸がおさまってきた人さらいの「鈴木さん」はうなずいた。
「そんなことがあったのね」
中島玲香は朝食のトーストを食べながら、話を聞いてため息をついた。
隆史と奏は、玲香が話を聞きたがっても、聞かせないほうが良かったかと顔を見合せた。
とはいえ、隆史と奏が嘘をついても、玲香は直感的に嘘を見抜いてしまう。ごまかすのは難しい。
玲香のことを自分の娘なのだが、欲情して下着を盗んでみたり、入浴をのぞこうとしてみたり、夜這いをかけようとしてみたりする父親で、玲香が隆史以外にはレズビアンなのには父親の行動がトラウマになった結果ともいえる。
美女の氷川奏と美少女の中島玲香が恋に落ちたのは、それぞれの抱えている過去のトラウマのせいではないと二人は思っている。
「その利用されたバイトの人は?」
「俺が樹海の外まで最短ルートで案内したし、タクシーを呼んだから、今ごろタクシーの後部座席で寝てるだろう」
「おっかないハイエナから逃げのびられる?」
「金に目がくらんでへんな話に食いつかなければ、大丈夫だと思うぞ」
玲香がほっとしたように微笑したので、その微笑を見つめている氷川奏もほっとした。
玲香は父親の借金の穴埋めをしようと、援助交際グループを作り、裏社会のハイエナ連中に目をつけられたことがある。隆史が愛人にするとハイエナ連中より早く拉致し、援助交際グループも資産家や政治に関わる仕事をしている名士たちが客になるように隆史が動いたので、ハイエナ連中から玲香や援助交際グループの女性たちは手を出されることはない。
バツイチ女性、バチプロの女性、ジャンキー女子高生、整形外科医の女医と、愛人を四人も増やしてきたと聞いて、氷川奏は隆史が疲れて帰ったのはなぜか、隆史がどんなセックスをしたかまでは話さなくてもそれとなく理解した。
中島玲香は同じ年頃のジャンキー女子高生、星野舞が両親にふりまわされたのを聞いて同情していた。
整形外科医の女医、光峰晶について隆史は美容整形には全く興味がないので知らなかったが、芸能人の整形をしたと噂もある有名な女医だと中島玲香は知っていた。
「たしかに美人だもんね、でも、自分でも整形したりしてるんじゃないの?」
「整形はしてないよ。あまり自分のことは気を使えてないのかもな。体調が悪くなる寸前ぐらい疲れきった体だったから、マッサージしておいた」
「マッサージですか。あの、隆史様、私も最近ちょっと疲れやすい気がするのですが」
氷川奏が言い出したので「あっ、私もマッサージしてほしい」と中島玲香まで言い始めた。
「バストアップの必要は二人ともない感じだし、マッサージは俺がいないあいだに、二人でしてるんだろう?」
「あー、そういうこと言うんだ!」
レズビアンの二人が隆史がいないあいだに、欲情を慰めあいながらも、愛し合っているのをマッサージにたとえたので、中島玲香が少しむくれた。
「隆史様がお疲れなのはわかっています。私が隆史様のマッサージをさせていただきます」
「奏さんも、マッサージできるの?」
にっこりと奏が玲香に笑顔を見せる。

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