PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 144
 146
の最後へ

媚薬の罠 146

自称鈴木という二十代後半の見た目の男を、氷川奏が緊張して、無言でにらみつけている。
「そっちのおねーさんがおっかない顔で見てるけど。なんだよ、こわいからやめてもらえない?」
ブランデー紅茶をぐいっと飲んだ自称鈴木がにやついて、氷川奏に言った。
「奏、こいつは俺を殺したら、絶対に一時間もしたら死ぬから。いや、ブランデーを飲んで血行が良くなってるから一時間はもたないかも」
隆史もにやついて、目の前の侵入者に言った。
「は? なんだって?!」
侵入者がソファーから立ち上がった。
氷川奏も驚いて隆史の横顔を見つめた。
「この別荘から何かを盗み出して逃げ出すだけなら、ガラスを派手に割る必要はなく、ピッキングで解錠すれば静かに侵入できるはず。わざとガラスを割って侵入したのは、俺がいるか、不在かを確認するためかな」
「どうでもいい、あと一時間ってどういう意味だ!」
「奏はもう気づいたんじゃない?」
「隆史様はこの男の傷の手当てを私に命じました。私に応急処置をしている途中で、傷薬だといって軟膏を自分で塗りました。それは、あの薬は毒なので、私にさわらせたくなかったからですね」
「いちおう傷薬なんだけどね、血止めの効果と傷の痛みをすぐに緩和するから。もうそろそろ、おもしろいおまけ効果が始まるよ」
ソファーから立ち上がって隆史に今にもつかみかかりそうな侵入者の股間のあたりを指さした。
「うわっ、なんでいきなり……くっ!」
男が少し前屈みになり、急にぺニスが勃って痛いほど張りつめたので明らかに動揺した。
「持続勃起症、プリアピズムって聞いたことあるかな。ずっと海面体の血がたまったまま勃起し続けると、血が固まったりして細胞が壊死する。そうならないように何十回も注射器の針を刺して血を抜くんだけど。奏、この人のぺニスに麻酔なしで注射針を刺してやる?」
「嫌です」
「激痛で知ってることを全部、自白すると思うんだけど、そっか、嫌か。奏は優しいね。ここに侵入した目的をわかりやすく手短に言わないと、解毒剤を飲んでも勃起しないぺニスになっちゃうぞ」
侵入者の二十代後半の男の顔が青ざめる。目の前でにやにやしている隆史が言っていることに嘘はない、勃起して張りつめすぎたぺニスの痛みが冷や汗をかいている男にそう教えている。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す