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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 143

昔の日本では、男子は12歳から16歳頃になると「元服」という成人を祝うための儀式を行なっていた。精通があれば世継ぎが残せるようになる。それが「元服」の年齢なのだが、檜垣の当主の資質を受け継ぐ男子はすでに10歳になると勃起して射精するようになっている。
10歳でも隆史の精液は女性に快感をもたらす。
大人になった隆史は媚薬や精液の効果を熟知しており、女性を壊さないように気づかうことができるが、幼い子供の隆史は欲情の高ぶりにまかせて、何人もの女性たちを壊してしまった。
その暴虐が許されているのが、檜垣の当主となる隆史という存在である。
欲情の発作。檜垣の当主は理性を失い、さかりのついた獣のように女性を貪るように犯す日がある。
犯される女性は檜垣の当主の子を孕む可能性がわずかにあるが、ほとんどの女性は快感に溺れて心が壊れて廃人になってしまう。
大人になった隆史は欲情の発作を猛毒で自らの体調を悪化させ制御することができる。
檜垣の当主が欲情の発作を起こしたときに、身を捧げる女性は「苗床」と呼ばれる。
氷川奏も「苗床」だが、隆史が欲情の発作を制御していることや、「苗床」でも廃人とならずに忍(くノ一)として檜垣家に仕えた女性がいた特例から、隆史の身の回りの世話や身辺警護を命じられている。
今から12年前ーー10歳の隆史の「苗床」として5歳の奏を残して、奏の母親は身を捧げた。
母親を奪った仇として隆史のことを憎んでいた時期も奏にはあった。隆史の「苗床」として入籍はしないが嫁ぐことを理不尽だと思っていた。母親が隆史とセックスを忘れられず、普段はまともな旅館の女将に見えるが、欲情すれば客の男たちを淫らに誘い、一夜限りの関係を結んでいた。奏の父親は彫物師だったが、奏が生まれた年に病死しており、祖父は奏に彫物師の才能を見いだした。
母親と暮らす旅館から逃げ出すように、祖父の家に奏は移り住んだ。
レズビアンの美少女、中島玲香には隆史の別荘で同居していても胸がときめく。それは美しいな未亡人の母親の淫らな壊れっぷりに嫌悪感を抱き育ったせいかもしれない。
彫物師の三代目となる条件として祖父が出した条件が、氷川家の伝統に従い、隆史の愛妾として嫁ぐことだった。
隆史は別荘に17歳の美少女を愛人とするため拉致した。この美少女の父親が作った債権を隆史が肩代わりすることで愛妾としてほしいと差し出された。
隆史は処女の美少女を犯したあと、レズビアンの氷川奏に世話を任せた。
美少女の恋人と別荘で暮らすことになるとは、檜垣の当主の「苗床」として嫁いだときには想像できなかった。
氷川奏は監視室の椅子に腰を下ろし、目を閉じて、過去のあれこれを思い出していた。
監視室にブザー音が鳴り響いた。
氷川奏はハッとして椅子から立ち上がると、館の照明を全点灯させた。
館の東側廊下の窓ガラスが割られている。侵入者はそこから侵入したらしい。
「隆史様、玲香さん、侵入者です。部屋から出ないで下さい。あっ!」
隆史の私室の書斎と玲香の寝室のスピーカーに氷川奏の声が流れる。隆史が私室から走って出て行くのがモニターで見えた。
侵入者は鍵のかかっていない部屋はないか扉を確認していたが、急に明るくなったので、通路から玄関前のロビーに向かって走って行く。
隆史の私室は閉めそびれたが、監視室と地下室以外は全部の部屋の扉をロックを氷川奏は素早くかけていた。
(玲香さんは大丈夫だけど、隆史様、侵入者が来るのを待ってたみたいに……まったく!)
氷川奏は監視室に置いてあるスチール警棒を両手に持つと侵入者のいる玄関ロビーへ走った。

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