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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 140

美人整形外科医の光峰晶は檜垣隆史を「ポチ」、甘えたいときには「御主人様」と呼ぶ。
隆史も光峰晶が「御主人様」と呼ぶときには「あきら」と名前を呼び捨てにする。
それはこのキスの瞬間から始まった。
「ポチ、私、明日はお仕事に行かなくちゃいけないからセックスしないで、添い寝してほしいな」
「そういうことなら、泊まらせてもらうよ」
光峰晶は隆史がホテルでかなり射精していたので、疲れてないか気になっていた。
(私がセックスしてって言ったら、泊まらない気だったのかしら?)
今夜、隆史とセックスして何度も激しく絶頂しまくってしまったら、明日は午前中から仕事に行けなくなりそうだとも光峰晶は考えていた。
隆史の寝顔はおだやかで子供みたいだとベッドで光峰晶は隣に寝そべりながめていると、気分がなごむ。
隆史はバンツ一枚で寝そべり、光峰晶は裸で隆史を抱き枕のようにして目を閉じる。
隆史に甘えるように抱きついて眠るのが好きなのは光峰晶だけでなく、椎名瑶子や本田綾もそうなので、隆史は光峰晶に添い寝と言われて抱きつかれていても、気になって眠れないということはない。
セックスそのものより、いちゃいちゃと甘えているのが好きな女性もいる。
翌朝、仕事場のクリニックにスーツを着てしゃきっとした姿を見た隆史は「なんか、かっこいいね」と甘めのカフェオレを飲みながら言った。
「そう、ポチ、これに仕事中は白衣を着てるよ」
隆史にかっこいいねと言われただけで、光峰晶は上機嫌になってしまう。
隆史も光峰晶が仕事に出かけるタイミングで出かけるというので、仕事から帰ったら隆史がいると思っていた光峰晶は、仕事に行きたくないと思ったが、隆史が部屋でキスをしたので機嫌を直し、駅で隆史に見送られながら仕事に行った。
光峰晶は他の愛人たちのように、隆史がふらりとやってくるのを待つのではなく、出勤前のキスのあと二週間後の休日を隆史に教えて、次に会う約束をした。
隆史は光峰晶と約束をしたら守るのか。
妊娠しても母子ともに大切にしてくれるという隆史の口約束も小さな約束を破るようなら信用できない。
もうひとつ、約束した日が来るのを待つ。約束した日がじわじわと近づいてきて、興奮が高まっていく。
いきなり隆史が会いに来てくれるのもうれしくないわけではないが、ちゃんと会いに来るかな来ないかなと待つ興奮はない。
マゾヒストは、単純に肉体的・精神的苦痛を受ける事に喜びを感じる人の事だと思われがちたが、正確にはちがう。
目隠しをされ、さらに拘束され、これから苦痛を与えられるかもしれないと、ああ、まだかな、まだかなと、待っている興奮が最高潮に達した瞬間に、ぴしゃりと鞭打たれるほうが悦びが大きいのをマゾヒストは熟知している。
あからさまに痛みを予想通りに与えられ続けるとしたら、それはマゾヒストでも退屈なだけだ。
膣内に挿入されているうちに、ぺニスは濡れた膣壁に締めつけられ、こすられ、ついに我慢できず膣内射精に達する瞬間を待つ興奮。
隆史に膣内射精される快感やそのあとの子宮を満たされた感じは気持ちいい。それは待つ興奮のあとにやってくる至福の時ともいえる。
麻酔などで意識を失い深く眠っている間に、そっと子宮に微量の精液を駒込ピペットで注入されるのがセックスだとしたら、待つ興奮も、一緒に絶頂に達する悦びもない。
光峰晶は麻酔で眠っている患者の整形手術をしながら、整形された新しい顔を初めて鏡で見る直前の緊張や興奮を思い浮かべる。

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