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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 121

夕方に出て行ったのに、別の美女を連れて戻ってきた隆史に驚きながらも、ホテルの従業員は丁寧な接客で二人を迎えた。
(うわっ、本当にスイートルームに来ちゃた。夜景がすごくきれいに見えるんですけど)
光峰晶がガラス越しの夜景を見つめていた。
帰りの電車でナンパしてきた高級腕時計をつけた男性、小太りで、でもヤクザとかにはまったく見えず、自分のことを「ポチ」と言う変わった人に、なんで晶はついてきてしまったのかよくわからなかった。街でナンパされることはあってもついて行ったことはない。
隆史は部屋につくなり、あくびをしてソファーに腰を下ろしていた。
「お酒を飲むならルームサービスで持って来させるけど」
「んー、じゃあ、適当に……」
部屋に苺とドン・ペリニヨンが届き、晶は目をぱちぱちとさせて驚いていた。
「にゃんこ、この苺、おいしいよ」
「ドンペリなんて飲んだことないよ」
「シャンパンだよ。苺にとても合うらしいよ」
隆史にグラスに注いでもらいひとくち飲むと、とても口当たりがいい。いくらでも飲めそうだと晶は思う。
(こんなおいしいお酒が飲めるなら、缶チューハイを飲むんじゃなかったなぁ)
他にもチーズとキャビアがクラッカーの上にのっているものや、生パルマ産のハムとサラミがつまみで運ばれてきた。
「ドンペリには、苺の生クリームショートケーキが合うと思うんだけどなぁ、苺クリームバフェとか。どう思う?」
「そうね、合うかもね」
どうやら、ホテル側で用意したおつまみは、隆史のお気に召さないご様子である。
(やっぱり、この人、かわってるかも)
光峰晶はどれもおいしいおつまみだと思って、ついつい、にやけてしまうのが止まらない。
ごきげんに隆史に注いでもらってたっぷり飲んだ光峰晶。
途中からグラスに媚薬が仕込まれていても気づかない。
「ポチも飲みなよぉ」
「あったかいカフェオレが飲みたい」
どうやら、光峰晶にごちそうするのが目的で、隆史はおつまみの苺が気に入ったらしく、追加で苺だけ持って来させていた。
隆史は美女を見つけて、これは逃してなるものか、と高級ホテルに連れて来たのはいいが、昼間にやらかしすぎたせいか、強引にレイプする気が起きなかった。
「俺はシャワーを浴びてベッドでごろごろしてるから、テレビで映画とか飲みながらみてもいいし、にゃんこの好きにしてくつろいで」
隆史はシャワーだけさっと浴びて、バスローブ一枚でベッドの上に仰向けに寝そべって目を閉じた。
隆史はそのまま、眠りこんでしまった。
言われた通りに光峰晶は追加で頼んだ白ワインを飲みながら映画をみていたが、恋愛モノで途中で飽きてしまった。
寝室のベッドでは隆史がすやすやと眠っていた。
光峰晶はシャワーを浴びて、隆史と同じようにバスローブ一枚で隆史の隣に寝そべった。
(電車の中ですごく眠かったのに、びっくりしすぎて目が覚めちゃった。ポチの寝顔、すごく気持ち良さそう)

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