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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 119

隆史は島田梨紗子と本田綾に、阿部美紀が援助交際で生活保護費とは別にこっそり稼ぐとしたら、援助交際グループに入れてもらえないかと言っていたのだが、後日、美紀からお金を返された話をすると「その人、隆史さんとしかセックスする気はないから、援助交際はしないと思う」と本田綾は言った。島田梨紗子は「その人、うちでホステスをやる気ないか聞いておいて」と言った。
見た目、あからさまな美女より、一見したところ普通な感じだが、体のバランスが取れている美しい女性はなぜかもてると梨紗子は笑った。梨紗子も背筋はまっすぐで、姿勢をきれいに見せるコツを身につけている。
「隆史さんに次に会えるのはいつかわからないけど、これっきりでほっぽらかしにしないでね。さみしくなっちゃうから……」
美紀はそう言って、隆史に抱きつきキスをした。
隆史の女性遍歴を美紀が聞けば、嫉妬しないではいられない性格なのは、美紀が一番知っている。
だから美紀は詮索しようとはしなかった。
「妊娠したら、産みたければ産んでもいいし、堕ろしたければ堕ろせばいい」
「隆史さんと私の子供なら産むわ。男の子と女の子、どっちがほしいの?」
「どっちでもいい。美紀に似た女の子なら、かわいいかもしれないな」
もし、妊娠したら親子の生活は、隆史が保証することを隆史は説明した。
「妊娠したらどうしたらいいの?」
「東京大学医学部附属病院で、俺の名前を出して診察を受ければいい。妊娠してないのに、俺を呼ぶために診察を受けるのはナシにしてくれ」
「またのお越しをお待ちしております」
丁寧な接客で隆史と美紀は送り出されたときは、すっかり日が暮れていた。
「美紀が泊まってみたいなら、もう一泊するぞ」と隆史は言ったが「なんか、眠れなくなりそう」と美紀は答えた。
「隆史さんはこのあと、どうするの?」
「銀座によって変わったことがなかったか聞いてくる」
銀座には世間の情報が集まる〈パンドラ〉という店があって、何かあると隆史が相談にのっていると隆史は美紀に教えた。
(見た目、そんなにお金持ちに見えないけど、いろんなことをしてる人なのね)
「美紀も一緒に来るか?」
「遠慮しておきます」
美紀は隆史のプライベートに無駄に踏み込む気はない。
「またね」
隆史と駅の改札で別れた。
隆史が途中で一度立ち止まり、見送る美紀のほうを見つめた。それを見て、美紀は胸が熱くなった。
(もう、ふりむかないで行っちゃえばいいのに)
美紀は隆史に手をふった。
隆史はうなずいて離れていった。
「あら、綾ちゃんの部屋に泊まっていかないの?」
島田梨紗子が隆史に店の控え室で言った。昼間に阿部美紀にかなり中出しをして犯したとは言っていない。
梨紗子か綾、どちらかとセックスするものと梨紗子は思っていたので「また来るよ」と隆史が二人の話を聞いて帰ったので、二人は顔を見合せた。
「忙しいんでしょうか、隆史さん」
「そういう日もあるわよ」
公安部が〈パンドラ〉を捜査していた件はなくなったことを隆史が言う前に、すでに梨紗子は把握していた。本条恵美は探偵になったことを、梨紗子に挨拶に来た。
そのときに隆史が内閣総理大臣をラブホテルに呼び出した話も、梨紗子は本条恵美から聞いていた。
隆史のプライベートに踏み込めば、どんなことに巻き込まれるか梨紗子でも想像しきれない。

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