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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1101

宮原清は「まあちゃん」と「真帆ちゃん」というふたりの少女に、性行為していると気づいていなかった。
姿が見えない「真帆ちゃん」の亡霊は「まあちゃん」よりも快感を強く感じた。
肉体を持たない亡霊の「真帆ちゃん」は、幻想界から愛撫の快感の記憶のかけらを取り込んでしまったからだ。
幻想界には、あらゆる時代の記憶がバラバラになって漂っている。宮原清の行った愛撫の意味や「まあちゃん」の感じている感覚を理解しようと「真帆ちゃん」の亡霊が想像した瞬間に、世界の人たちが感じていた性行為の快感の記憶を「真帆ちゃん」の亡霊は、強烈に感じてしまった。
少女の「まあちゃん」が宮原清によって敏感な乳首を舐め転がされ、肉棒をクリトリスに擦りつけながら抱擁とキスをされて初めての絶頂を感じた。その瞬間、憑依していた「真帆ちゃん」の亡霊と「まあちゃん」が同調することで同化が始まった。
宮原清が挿入は諦めて「まあちゃん」の未成熟で柔らかな股間に、肉棒の裏筋を擦りつけて何度も「……はぁ、はぁ、まあちゃん、まあちゃん、ああっ、おにいちゃんは、もう我慢できないよ、イキそうだ、まぁちゃんっ、うぅっ、あああっ、もう、イクッ!」と名前を呼びながら、頭の中は精感の快感に真っ白になった。
「まぁちゃん」は下腹部や腹部に精液を放たれて、起き上がることもなく息を乱して、仰向けに寝そべっている。それを、宮原清はゆっくりと身を起こしてながめていた。
「まぁちゃん」は宮原清が射精した瞬間を覚えていない。宮原清が持参していたウェットティッシュで、飛び散った精液をぬぐったあと、頬や頭を撫でると目を細めながら微笑みを浮かべてのぞき込んでいるのを、目をゆっくりと開いて見つめた。

「気持ちよかった、ありがとう」

宮原清は声をしぼりだすように、つぶやきのような小声で言ったあと、目を潤ませて涙をこぼした。
「真帆ちゃん」の亡霊はそんな宮原清から顔を横に向けて目をそらした。宮原清は「まあちゃん」から小さく拒絶された気がして、自分が少女に暴行を加えたことを再認識した。宮原清は深いため息をついて立ち上がり、大金の詰め込まれた旅行用のキャリーケースにふれた。

「これはまあちゃんにあげるよ。これで許してもらえるとは思えないけど。まあちゃん、本当にありがとう。さよなら」
「えっ、なんで、やだ、やだよぉ、ふぇええっ……」

泣き始めた「まあちゃん」は、宮原清を父親や兄のような親しみを抱いていて、「真帆ちゃん」の死を癒してくれる甘えさせてくれる大人の男性と感じていた。
宮原清は、やがて「まあちゃん」が成長して知なことを利用して淫らな暴行を行った男性として軽蔑されるこてや、憎悪されるのは耐えきれないと思った。
少女の「まあちゃん」はこの別れの悲しみを失恋として記憶した。失踪した宮原清の残した大金で、母親から家から月虹学園へ出されたことや、母親が自殺したことも頭では理解しているが、宮原清や母親の吉沢亜紀子がどんな感情で行動したか考えてみようと、何度も考える夜を過ごしてきた。でも、高校生になってもわからない。
同級生の人なつっこい河井望には、真麻の過去にはどんな出来事があったのかを打ち明けたとしても理解されることはないだろうし、今も宮原清との行為を夢にみて、淫らな感情を感じて目を覚ますことがあると言ったら、きっと気持ち悪がられて、嫌われると思っていた。

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